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夏は鰈の刺身が最高。そして、穴子に道産のウニ

夏の旬といえば、私のいちばんのオススメはやっぱり鰈(カレイ)。真っ白でさっぱりした刺身は最高です。鰈以外にも、白身魚の旨い季節です。シマ鯵、カンパチ、ヒラマサ、鱸(スズキ)……。

これも旬は夏といわれていますが、秋口まで旨いのが穴子(アナゴ)です。昼は海底の砂の中に潜り込んでいて、夜になると餌を求めて動き出します。そこを穴子筒という独特のもので獲るのが穴子漁です。昔から羽田沖の穴子といえば江戸前寿司の主役でしたが、今や漁獲量が激減して高級魚の仲間入りです。昔を知る者としちゃあ、呆れた時代になったものだと驚くばかりです。

ウニは、産地もさまざまで最近は輸入ものも増えていますから、1年中食べられますが、国産、とくに北海道産のバフンウニ、ムラサキウニは初夏からお盆の前までが旬です。我々が食べているのはウニの生殖巣ですから、美味しいのは産卵期の直前まで、これを過ぎるともうだめです。

当店での夏に人気メニューに蒸し鮑(アワビ)があります。旬は4月から10月まで。これを過ぎると3月まではトコブシになります。

それから、寿司ネタとしては人気が高い海老。最近は輸入ものの海老が増えてきましたが、江戸前のネタ、車海老の旬は夏です。とはいえ、この車海老も養殖ものが増えて、1年中美味しくなっています。

(本文は、2012年6月15日刊『寿司屋の親父のひとり言』に加筆修正したものです)

すし 三ツ木

住所:東京都江東区富岡1‐13‐13
電話:03‐3641‐2863
営業時間:11時半~13時半、17時~22時
定休日:第3日曜日、月曜日
交通:東西線門前仲町駅1番出口から徒歩1分

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おとなの週末Web編集部 今井
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