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『やしま』 @西葛西

”絶品かき揚げ”に淀みないツユ 抜群の完成度!

驚くべき完成度なのだ。麺はかれこれ24年以上前から信州長野の製麺所から取り寄せる生麺。きれいにダシを取ったツユは醤油のカドや苦味を感じさせることなく、淀みない味わい。

かき揚げ天そば 470円

『やしま』かき揚げ天そば 470円 単品で買って帰る人も多いというかき揚げは味も濃く旨し。そば、ツユと一体になるとさらにイケる

店長の杉山さんが「普通のお蕎麦屋さんと同じ感覚で出したい」と食べ歩き、店主と二人三脚で試行錯誤を続けて来た味だ。すべてが手揚げだという天ぷらも種類豊富。

かき揚げは玉ねぎや小エビがたっぷり入って甘く、蕎麦ツユにほどけるところをズズっと口に運ぶのがまた旨い。食してなお余韻の残る美味しさだ。

『やしま』

[住所]東京都江戸川区西葛西6-14-1 メトロセンター2番街
[電話]03-3675-1461
[営業時間]7時~21時半(土・日・祝~17時)
[休日]無休
[交通]地下鉄東西線西葛西駅改札から徒歩1分

『おくとね』 @新橋

”巨大舞茸天”を崩しつつ 香りとともに味わう

刻んだ舞茸を巨大な薄焼き煎餅のごとく揚げた舞茸天が印象的なルックス。こちらでぜひ味わいたいのがこの舞茸天そばだ。

舞茸天そば 490円

『おくとね』舞茸天そば 490円 ひと口大の天ぷらでは「インパクトがない」と舞茸天は開店当初からこの形。飲み干せるツユの美味しさにもこだわりが

舞茸は店主の親戚がいる群馬県と埼玉県産。開店した28年前、まだ都内では一般的でなかった舞茸天の美味しさを知ってもらおうと名物にしたものだ。

からりと揚がった舞茸天をパリパリ崩しながら蕎麦をたぐると、きれいなツユと一体となって香りも上がり、なんとも旨い。削り節を使い、かえしで割ったツユも丁寧な作りで“飲める”美味しさ。最後のひと口まで堪能を。

『おくとね』

[住所]東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 地下1階
[電話]03-5568-3590
[営業時間]7時~20時
[休日]土・日・祝
[交通]JR山手線ほか新橋駅汐留口から徒歩1分

『柳屋そば店』 @笹塚

漆黒のツユと相性抜群な”スパイシーなカレー”

笹塚にある昔ながらの十号通り商店街。ここに49年前から店を構える小さな立ち食いそば店が『柳屋』だ。店を始めたのは現女将さんのお父さん。元々はここで実家の千葉で覚えた芋飴屋から始め、菓子屋を営んでいた。ところが近隣にスーパーが進出。若い頃、銚子の蕎麦屋で修業した経験もあったことから業種替えしたのだとか。

で、『柳屋』といえば当時から変わらないという漆黒のツユ。カツオ節とサバ節、昆布をしっかり使ったツユはコクがあるのだけどあたりは丸い。

さらにもうひとつの名物が毎日開店前から揚げ始めるホクホクの天ぷらたち。これがまた何とも素朴、ツユとの相性も抜群でいい。そして実はさらなる隠し球的人気メニューがキーマカレーそばだ。

キーマカレーそば 480円

『柳屋そば店』キーマカレーそば 480円 キーマは挽き肉たっぷりでかなりスパイシー。ねぎと玉ねぎのスライスもうれしい

「うちのツユに合うものを選んだ」というキーマのスパイシーな風味がツユのコクとまたとない組み合わせ!ジャガイモ天をのせるのも人気だ。

『柳屋そば店』黄色いプラのお品書き。店内はカウンターに丸椅子席が4つだが、雰囲気は昔ながらの立ち食いそのものだ

[住所]東京都渋谷区笹塚2-11-4
[電話]なし
[営業時間]6時10分~14時半
[休日]土・日・祝
[交通]京王新線笹塚駅北口から徒歩3分

撮影/大西尚明(そば切 うちば、南天、柳屋そば店)、小島昇(加賀)、西崎進也(やしま)、小澤晶子(おくとね)、取材/奈々山いく子(そば切り うちば、南天、加賀)、池田一郎(やしま、おくとね、柳屋そば店)

※2022年9月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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