まだまだ激辛メニューは人気のコンテンツ。全国でおいしくて、辛〜い変化球が登場してきますね。それ、もちろん京都にもあります。
京都の洛西、激辛にこだわる「京都向日(むこう)市激辛商店街」。商店街とはいっても、JR向日町駅から阪急西向日駅周辺までの広域エリア。そこにおよそ70の店舗が参加する激辛地帯があるんです。もちろん中心は飲食店。中国料理、和食、洋食、インド料理、お好み焼きや焼肉、そしてスイーツまでと多彩な激辛メニューがラインナップ。そのほかにも激辛香辛料を扱う酒屋さんや、激辛なシミを抜くクリーニング屋さんなど、2009年からみんな激辛キーワードで街を熱くしてきました。
“火を噴くような”激辛は変わらず人気ですが、それもおいしいが大前提。しかも辛いものが得意じゃなくてもおいしく食べられる“うま辛”メニューもあると聞き、それなら……と、試してみることに。
本格担々麺に果てしない辛み。
JR向日町駅を下車、駅前から伸びる通りを中心に激辛参加店が点在。ここから激辛、いえいえ、うま辛三昧のはじまりです。
まずは、この激辛地帯を率いる激辛商店街会長、宮路亮さんの店『純中国料理 麒麟園』へ。商店街が主催する『KARA-1グランプリ』の2012年初代優勝メニューだけあって、〈激辛 担々麺〉は1辛から15辛までとその激辛度も気合が入っています。宮路さん曰く「もともとは5辛まででしたが、次々と挑戦者が現れ、受けて立つうちに15辛まで増えてしまって」とのこと。ちなみに5辛まではジョロキア+4種のトウガラシで、6辛からはモルガ・スコーピオン、10辛からはキャロライナ・リーパーが加わるそう。普通の人は2~3辛ぐらいまでがおすすめです。