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長岡京遺構や筍、竹林も。

向日市といえば、長岡京の地。その中心となった長岡宮は桓武天皇が政治を司り、居住した場所があったところ。往時の名残をこのエリアで見ることができるんです。

また、たけのこの名産地であることも有名。先ほど「香月庵」でお土産に買った物集女(もずめ)のたけのこは「白子筍」と呼ばれる絶品。近くには竹林の美しい公園もあるとのことで、少し足を伸ばして竹林散歩へ。

『ちゃばなCafe』から西の勝山公園を抜け、30分ほど歩くと『竹の径』の入口に到着。1.8kmほどの静かで美しい竹林道の散策が楽しめます。発掘調査で数多くの銅鏡が出土された4世紀の寺戸大塚古墳を眺めながらゆるやかな坂道を上った先には「京都市洛西竹林公園」が広がります。園内は100種を超える竹や笹が植えられた回遊式庭園で、長岡京時代に使われていた竹の排水溝など、竹に関する資料展示も充実。繁殖力が強いモウソウチクを掘り起こした「土中の地下茎」標本は必見ですよ。

ぐるっと歩いて1時間半程度。竹林からこぼれる日差しも気持ちがよく散策が心地いい。
小径沿いの竹垣はエリアによって形状が異なる。8種類あるそうで、それぞれの個性を楽しんでみてほしい。
『京都市洛西竹林公園』に隣接する「子供のひろば」に集まる子供たちは自転車に乗ってやってくる。レンタサイクルやシェアサイクルでサイクリングを楽しむにもいい場所だ。

地獄の辛さでビールがうまい!

「ママ」こと山田かおるさんが切り盛りする、昔ながらの町のお好み焼きやさん『やまちゃん』。こちらの激辛メニューはハバネロ・パウダーを使った「ドロソース味」と「塩味」の2タイプ。〈激辛地獄焼きそば〉は常連さんたちが絶賛する自家製のドロソースを味わう名物メニュー。キャベツ、豚肉、天かすなどを具にかつおパウダーと青のりをまぶした風味なのですが、ソースの濃厚なコクを味わう間もなく、ハバネロが喉にまとわりつき、汗が噴き出します。焼きそばと同じ2辛で焼いてもらったママおすすめの〈ハバネロ塩味 もも焼き〉はもも肉の脂にハバネロ・パウダーが馴染んだ辛みがおいしい一品。ビールが欲しくなるうま辛の幸せでした。

〈激辛地獄焼きそば〉(1辛792円~・税込)。ソース焼きそばはウスターソースの底にあるオリ(ドロ)に調味料を加えた、特製ドロソースが味の決め手。喉が痛む辛さに汗が噴き出す。
〈ハバネロ塩味 もも焼き〉(1辛935円~・税込)は、鶏もも肉1枚を使ったボリュームたっぷりの一品。皮目をパリパリに焼いて、じっくり蒸し焼き。
1辛20円ずつUPで5辛まで。カウンターの鉄板でハバネロ・パウダーを振ると香りが漂いはじめる。カウンター3席、お座敷3卓の小さい店なので、居合わせた人は道連れに。
店を切り盛りするママこと山田かおるさん。「辛みを和らげるにはカルピスがおすすめ」とアドバイスしてくれた。

(純)中国料理 麒麟園

住所/京都府向日市寺戸町東田中瀬5-54
電話/075-933-1370
営業時間/ランチ11:00~14:00(L.O.13:30)、ディナー16:30~23:00(L.O.22:15)
定休日/火

香月庵

住所/京都府向日市寺戸町梅ノ木1-2香月栖1F
電話/075-933-4560
営業時間/10:00~18:00
定休日/火・水

ちゃばなCafe

住所/京都府向日市鶏冠井町楓畑5-3
電話/075-922-0866
営業時間/11:00~16:00(L.O.15:30)
定休日/不定休

やまちゃん

住所/京都府向日市寺戸町永田11−79
電話/075-934-6928
営業時間/平日:11:30〜14:00、17:00〜22:00
日祝 11:30〜20:00
定休日/不定休

編集/エディトリアルストア
取材・執筆/成田孝男、渡辺美帆
写真/児玉晴希

※情報は令和4年9月10日現在のものです。

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おとなの週末Web編集部
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