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五街道のひとつ、「日光街道」。その途中地点・浅草~北千住までを歩いてみました。オススメのグルメ情報も入れて見どころをご紹介!

日光へ向けて、浅草から北千住へ

起点である日本橋を出発し、最初の宿場・千住に行く道すがら、江戸時代の旅人も、そのほとんどが寄り道したのではないか?という町が浅草だ。

浅草寺はもとより、江戸時代の芝居の町として高名な猿若町があったり、そりゃあ寄らないわけがない。しかし、今回は、浅草の超有名処にはあえて寄らず、旧日光街道沿いの歴史的なスポットを回ってみた。

浅草寺の支院でもある待乳山聖天。待乳“山”というくらいなので小さな山というか丘の上に本堂があり、隅田川を一望する景勝地であったという。今はなんと!その本堂まで日本で一番短いらしいモノレール『さくらレール』が通っている。その高低差は階段でいうと32段分(数えた)。

今戸焼で作られた招き猫の発祥の地として、また縁結びに御利益があるとして有名な今戸神社も浅草界隈である。

江戸時代の小塚原刑場横を通り、旧日光街道は、千住の宿へと到達する。千住の宿は、千住大橋のかかる隅田川の南岸と北岸の両岸に跨がっていた。そして江戸時代、あの松尾芭蕉は『奥の細道』を記す旅で、深川から舟で着いたこの千住で初句を詠んだ。千住は矢立ち初めの地なのだ。

しかし今、その詠んだ場所は千住は千住でも千住大橋の南詰めか北詰めか?が大きな論争になりそうなことを、この街道沿いを歩いて初めて知った。「どっちでもいいじゃん!」と思いそうだが、なんと言っても南は荒川区で北は足立区。両区にとっては大きな文化遺産が自分の区になるか、隣の区になるのかの瀬戸際。

おかげで、見つけただけで計5体もの芭蕉像が南と北で乱立。奥の細道の旅立ちの地アピール合戦が荒川と足立で勃発寸前!ま、そんな争いができるのも平和な証拠だもんね。「草鞋脱ぎ、平和に気付く 千住宿」でした。

【浅草】

訪れるべき地が続々

『浅草』浅草寺雷門 旧日光街道は、浅草寺を正面に見るように進むというエンターテインメントなルートを経て、雷門の直前で吾妻橋方面へと右折する

『ペタンク』 @浅草

気軽に陽気に楽しむべし

ワインをがぶ飲みしつつ、肉に野菜にパスタにと美味を頬張る人でにぎわう、観音裏にある人気ビストロ。料理は日替わり

和とんもち豚のポークジンジャー 2200円

『ペタンク』和とんもち豚のポークジンジャー 2200円

[住所]東京都台東区浅草3-23-3
[電話]03-6886-9488
[営業時間]14時~22時
[休日]不定休 ※詳細はインスタでご確認を

『元祖 釜めし春』 @浅草

熱々を頬張る幸せが待つ

作家・高見順の小説にも登場する同店は、ひとり用に炊きあげる「釜めし」の元祖。タレと厳選具材の香りが食欲をそそる

特上釜めし 1870円

『元祖 釜めし春』特上釜めし 1870円

[住所]東京都台東区浅草1-14-9
[電話]050-5486-3308
[営業時間]11時~19時半LO
[休日]水

『風流お好み焼 染太郎』 @浅草

坂口安吾も愛した味

木造日本家屋の店舗は、築約70年で風情ある佇まい。自身で焼くお好み焼きは気取らない味で、何枚でも食べられそう

五目天 1380円

『風流お好み焼 染太郎』五目天 1380円

[住所]東京都台東区西浅草2-2-2 
[電話]03-3844-9502
[営業時間]12時〜14時45分LO、17時半〜20時15分LO
[休日]火・水

『甘味 みつや』 @浅草

ふわもち白玉が涼を呼ぶ

熊本県から取り寄せた白玉粉で作る白玉はふんわりでもっちり。枝豆の風味が濃厚なずんだと好相性。みたらしも人気

みつ白玉ずんだ(冷)セットのみ 980円

『甘味 みつや』みつ白玉ずんだ(冷)セットのみ 980円

[住所]東京都台東区浅草1-32-13
[電話]03-6802-7710
[営業時間]12時~17時、土・日 11時〜18時(材料がなくなり次第終了)
[休日]水

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