旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:さば
難易度:★★★☆☆
「秋さばは嫁に食わすな」って諺、知ってますか?
さばはスズキ目サバ亜目サバ科サバ属に分類される魚の総称で、私たちが普段食べているのは、まさば(真鯖)もしくは、ごまさば(胡麻鯖)です。輸入ものも流通していて、その8割強はノルウェーからのものです。
ごまさばは、お腹にごまのような模様があり、「丸さば」という別名のとおり、丸みのある体を持っています。いっぽうのまさばは、体がごまさばと比べると平たく「平さば」と呼ばれることもあります。
もっとも大きな違いは旬の時期で、まさばは秋、今頃が旬、ごまさばは夏が旬となります。
まさばのほうが歯応えがあって脂がのっているため、まさばを好む人は多いようです。実際、「秋さばは嫁に食わすな」という諺もあるほどです。まさばの旬は秋なので、この諺はおそらくまさばを指すと思われます。
しかし、ごまさばのふんわり柔らか、少しねっとりした食感の身を好む人も多いようです。
さばは一般的にアシが早い魚と言われていて、生食する場合は酢で締める「しめさば」で食べることが一般的ですが、大分の豊予海峡で水揚げされる「関さば」は生食できる高級ブランドさばとして知られています。
美味しいさばの見分け方
体に丸みがあり、エラは鮮やかな赤色、光沢があって背中の柄がはっきりしているものを。皮にしわが寄っているもの、腹の部分を軽く押して弾力がないものは鮮度が落ちている可能性があります。
また、切り身になっていて身の断面が見える場合は、身の中に細かいサシが入っているものは脂ののりが最高です!
さばの注目栄養素
青魚にはDHAやEPAという、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしたり、血液をサラサラにする作用を持つ油が豊富に含まれています。そのなかでも、さばの含有量はイワシと並んで突出しています。
他にも、骨の成長の欠かせないビタミンDや、カルシウム、タンパク質もたっぷり。
近年、大ブームのさば缶ですが、さばに含まれる栄養素を無駄なく摂るなら缶詰が一押しです。食べる時は汁も捨てずに! 塩分が気になる人には、無塩の水煮缶を選びましょう。
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