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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

■クイズの答えは……

正解:かき
難易度:★☆☆☆☆

11月以降の真がきは濃厚さもクリーミーさも増し増しに!!

いよいよかきの旬がやってきました! かきの濃厚な旨味と磯の香りがたまらないという人も多いのではないでしょうか? 

かきは産卵を終えた11月頃からが旨味が増すといわれています。旬のものは、身がふっくらと太り、味も濃厚でクリーミーになります。

日本で獲れるかきは20種類以上ありますが、私たちが口にするのは、岩がきと真がきとのどちらかです。

岩がきの旬は夏。水揚げ時期は6月~9月のおよそ3カ月間となっています。時間をかけてゆっくり成長していくため、真がきよりもサイズはかなり大きめです。また、天然ものと養殖ものがありますが、天然ものは非常に少なくスーパーなどでお目にかかる機会は少ない超高級品です。

真がきは比較的小ぶりなものが多いのですが、岩がきと比較して濃厚でクリーミーな味わいなのが特長です。ほぼ養殖もので、水揚げ時期は10月~4月の半年間となっています。

収穫量の1位は広島県で、次いで宮城県、岡山県と続きます。

生がきを自宅で食べるときは必ず「生食用」を。「加熱加工用」は、生で食べることを想定した処理がなされていないので絶対に生で食べてはいけません。ノロウイルスによる食中毒の危険があるからです。

ちなみに、生食用と加熱加工用は鮮度で区別されているのではなく、水揚げされる海域で区別されています。生食でも問題がないとした保健所が指定した水質基準を満たしている水域で水揚げされたものは生食用、それ以外は加熱用とされるのです。さらに生食用は2~3日間断食をさせて貝毒などが残留しないように滅菌洗浄が行われてから出荷されます。

といわれると、加熱する場合も生食用が安心と思いがちですが、しっかり熱を通せば問題はありません。むしろ、断食などをさせていない加熱用のほうが旨味がしっかり残っていて味は上なのです。

美味しいかきの見分け方

身が乳白色でふっくらしていてつやがあり、貝柱が身にしっかりくっついているものを選びましょう。殻付きの場合は、ずっしりと重く、殻が固く閉じている、または触ると殻が閉じるものを選びましょう。

かきの注目栄養素

かきは栄養の豊富さから海のミルクと呼ばれます。とくに注目すべきは亜鉛です。亜鉛は新しい細胞が作られるときの材料となる栄養素で、不足すると新陳代謝が悪くなり、骨粗しょう症や肌荒れ、味覚障害などの不調が発生しやすくなります。

ただし、食べすぎると亜鉛のとりすぎになる危険がもあります。そのため食べるのは1日あたり4~12個程度にとどめましょう。

ほかにも、ビタミンB1・B2・B12などのビタミン類、鉄などのミネラル、アミノ酸、タウリンなど、さまざまな栄養素が凝縮されています。

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

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おとなの週末Web編集部
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