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やっぱり炭酸割には酸香甘塩あるが吉

炭酸で割って呑まれている日本一ポピュラーなお酒といえば、これはもう甲類焼酎ですよ、戎さん……いや、今回は助手なので“さん”じゃなくて戎くん!「いわゆるチューハイですね」

チューハイって荒っぽくいえば、無味無臭に近い甲類焼酎と無味無臭に近い炭酸水の合体。味的には無味無臭なので、炭酸ガスの清涼感で口触りをよくして、呑みやすくしたお酒。さらに口触りよくするためにレモンで酸味や香りを効かせたり、サワーみたいに糖分を入れたり、最近は塩分を加えたり。

しかし今回は、それぞれ味も香りもシッカリしてるお酒を、無味無臭の炭酸水で割る。「そのお酒本来の持ち味と炭酸がマッチするか?まずその点のチェックですね」

圧倒的に炭酸と相性がよかったのが、本みりんと焼酎を合わせた「本直し」の炭酸割。やっぱりかすかな甘みがあった方が、炭酸とは合う。本みりんだけだと甘すぎるけど焼酎と合わせることでちょうどよくなる!

「黒糖焼酎や泡盛が炭酸と相性がいいと感じたのは、ちょっとした甘みがあるからですかね」そうなの。最初に言ったけど、サワーなんか甘みを入れて呑みやすくしてるじゃない。それと一緒で呑みやすい。

そこで、柑橘やハーブを加えてカスタマイズ。「生原酒とブルーベリーがめちゃくちゃ合いますね!あと、ちょっとした酸味のあるお酒もまた炭酸と合うってことですね」粕取り焼酎がまさにそれ!

日本酒とワインは、甘みも酸味もかすかにあるから、絶対に合うはずだけど、もともとのアルコール度数が低いんで、炭酸水でお酒として薄っぺらくなっちゃう、そこが唯一のネック!「薄っぺらくなるといえば、ワタシが提案したクラフトビールの炭酸割ですか……」その話はもう忘れよう……。

撮影/鵜澤昭彦、取材/カーツさとう

※記事の商品価格は、スーパーや酒販店などの各店頭で購入した価格です。

※2022年5月号発売時点の情報です。

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おとなの週末Web編集部
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