今回は昭和当時の建物や生活商品などが展示されているスポットをご紹介。一歩踏み入れれば、あの頃を思い出し、「懐かし〜い」や「こうなってたんだ」と感嘆の声が上がること必至。激動の昭和を感じてください。 『昭和のくらし 博物館…
画像ギャラリー今回は昭和当時の建物や生活商品などが展示されているスポットをご紹介。一歩踏み入れれば、あの頃を思い出し、「懐かし〜い」や「こうなってたんだ」と感嘆の声が上がること必至。激動の昭和を感じてください。
『昭和のくらし 博物館』 @久が原
庶民の生活そのものが目の前に!
展示されているのは、昭和20年代後半から30年代前半頃の庶民のくらし。昭和26年に初期の「公庫住宅」として建てられたこの家で暮らしたのは、公務員の夫に専業主婦の妻、4人の娘という一家。平成6年まで実際に過ごした、45年分の息吹が感じられる。
建物だけでなく家財道具も残る空間には、設計士だった父の知恵と工夫が盛り込まれている。茶の間には、家族が毎日囲んだ食卓と昭和26年頃の食事例を展示。思わず寝転がりたくなる縁側もある。追憶に浸れる、温かな空気感に満ちている。
[住所]東京都大田区南久が原2-26-19
[電話]03-3750-1808
[営業時間]10時〜17時
[休日]月〜木 ※金・土・日・祝開館
[交通]東急池上線久が原駅から徒歩8分
『江戸東京 たてもの園』 @武蔵小金井
時代を感じる瀟洒な造形美に釘付け
約7ヘクタールの敷地の中に、30棟の復元建造物が建ち並ぶ。昭和を体感するなら、下町風情が漂う東ゾーンへ。乾物屋『大和屋本店』や『小寺醤油店』といった商家、居酒屋『鍵屋』などの内装から当時の活気が伝わり、市井の人々が生き生きと暮らしていた様が目に浮かぶ。
タイルや銅板が貼られた「看板建築」が見どころの『花市生花店』、化粧品屋『村上精華堂』などはため息がこぼれる瀟洒さ。ペンキ絵が印象的な銭湯『子宝湯』の唐から破は風ふ屋根の彫刻「七福神の宝船」など、見応え満載だ。
[住所]東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内
[電話]042-388-3300
[営業時間]10〜3月:9時半〜16時半(入園は16時まで)
[休日]月(祝の場合開園、翌日休)
[交通]JR中央線武蔵小金井駅北口からバス5分、「小金井公園西口」から徒歩5分など
『柴又 ハイカラ横丁』 @柴又
店に入った瞬間から、童心に帰れる
建物まるごとがおもちゃ箱のような空間。1階の店舗は所狭しと並ぶ駄菓子、「ソフトグライダー」や「リリアン」といったおもちゃ、昭和のスターのプロマイドなど、アイテム数は数千種類。「国盗り合戦」や「新幹線ゲームV」などの懐かしいゲームもあり、老若男女を問わず楽しめる。
2階は「おもちゃ博物館」で、70年代アイドルや『マジンガーZ』などのレアグッズ、懐かしい看板や漫画雑誌などがズラリ。ファミコンや6段ギアの自転車などもあり、少年・少女時代にたちまち戻ってしまう。
[住所]東京都葛飾区柴又7-3-12
[電話]03-3673-9627
[営業時間]10時〜18時
[休日]不定休
[交通]京成金町線柴又駅から徒歩1分
おもちゃ博物館
[営業時間]11時〜18時、土・日・祝のみ営業
【はみだし 昭和な博物館】
『昭和レトロ 商品博物館』
東京・青梅にある博物館。昭和B級文化研究家・串間努氏が収集してきた昭和の食品や生活雑貨のパッケージが展示されている。
撮影/小澤晶子(昭和のくらし博物館)、西崎進也(江戸東京たてもの園、柴又 ハイカラ横丁)、取材/市村幸妙
※2022年2月号発売時点の情報です。
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