日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★☆☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:サクランボ(「オウトウ」も正解)
初夏が旬のサクランボはバラ科サクラ属に分類される果樹で、その種類は、甘果桜桃、酸果桜桃、中国桜桃のに3種類に大別されますが、日本で一般的にサクランボと呼ばれているのは、甘果桜桃(西洋実桜)というヨーロッパ種です。
代表的な産地は山形県で、全国生産量の5割以上を占めています。
サクランボが渡来したのは明治時代と言われ、その当時は「オウトウ」と呼ばれていました。この呼び名を聞くと太宰治の短編小説、「桜桃」を連想する人も多いことでしょう。太宰治の忌日は「桜桃忌」と呼ばれるほど、サクランボは太宰治と縁の深い果物なのです。
サクランボと呼ばれるようになったのは、果実の形が坊主頭に似ているからという説、桜桃の訓読み「サクラモモ」が変化したという説など、諸説あります。