『さしみのたれ 焙煎ねりゴマ味』は白身や青魚に
個人的に好きだったのは、『さしみのたれ 焙煎ねりゴマ味』です。その味わいは、「しゃぶしゃぶ」のたれのような胡麻のクリーミーなコクではなく、上質なアンチョビのような複雑な旨さと香ばしさが際立ち、やや”大人向け”の味に感じます。商品特徴を見ると「カツオのうま味を効かせたねりゴマだれにごま油の香りを加えた濃厚な味わいのお刺身用のたれです」と書いてあります。おすすめの食べ方は白身やブリ、青魚のお刺身につけたり、”なめろう”や”鯛茶漬け”だそうです。
こちらは『さしみのたれ うま辛明太マヨ味』よりペースト状なので、素材に絡めて馴染ませた方が使いやすいかもしれません。お刺身はもちろん、切ったトマトや野菜に合わせるだけでもデリ惣菜のようなワンランク上のおかずに早変わりします。
このたれは、軽く炙った刺身用の帆立や、ねっとり食感のイカや蒸した新じゃがなど、素材そのものの味がシンプルでも濃く感じるものと和えると日本酒やワインにぴったりなおつまみになります。香ばしさがあるので、ナッツ類やスパイスとの相性も良く、山椒やすりおろしニンニクを少し加えて焼いた鶏肉につけたり、寿司酢を足してドレッシングにしたりとアレンジがしやすかったです。
さらにこのたれは、香りの強い野菜にも負けない旨さがしっかりしているので、生野菜たっぷりのベトナムのサンドイッチ”バインミー”のアクセントとしても抜群の存在感でした。容器をパキッと割ってたれをかける動作は、ちょっとしたワクワク感があるので食の細いお子様など、楽しみながら食べてくれそうです。たれは、一度に使い切れる量なので、一人暮らしの人にとっても使い勝手が良く、風味も保たれるのは嬉しいポイントです。
文・写真/大島あずさ