1919年創業の食品メーカー・キューピーが販売する「家族の好みや、キッチンにあるものにあわせていろいろなアレンジが効く調味料」FreshStock(フレッシュストック)シリーズに新たな商品が加わりました。3月1日に発売されたのは、お刺身の新しい食べ方を提案した2種類のソース。料理家であり魚屋を営むお魚のプロ・栗原友さんが開発に関わった「さしみのたれ」は、いったいどんな味なのでしょうか。お魚の美味しさを知り尽くした栗原さんがおすすめの食べ方”手巻き寿司”のほか、色々な料理に合わせて実食し、その味わいと商品の魅力をお伝えします。
料理家・栗原友さんのアドバイスが活きた新しい「さしみのたれ」
お刺身はすでに切れていて、そのまま食べることができる忙しい時に便利な食材です。この「さしみのたれ」は、共働き世帯を中心にお刺身を食べる頻度が年々増加傾向にあること(キューピー調べ)や、”刺身×リメイク”という新たな食べ方の検索がされていることなどにキューピーが着目して、開発されました。
開発には、料理家であり、東京都中央区築地にある鮮魚の卸業「クリトモ商店」を営む栗原さんのアドバイスが活かされています。
お刺身は醤油をつける食べ方が一般的ですが、マヨネーズを使った巻き寿司や魚介を調味料で和えたハワイの”ポキ”など、様々な食べ方を外食で楽しむことができます。色々な食べ方が家庭でも上手にアレンジできたら、おうちご飯はもっと豊かになるはず。今回発売された2品は、お刺身の食べ方を簡単にアレンジできる『さしみのたれ うま辛明太マヨ味』と『さしみのたれ 焙煎ねりゴマ味』(オープン価格)です。
たれというと小瓶やペットボトルの容器に入っていそうですが、この商品はアメリカンドッグにつけるマスタードとケチャップのように、片手でパキッと容器を破ると真ん中から2つのソースが同時に出てくる1個使い切りになっています。
賞味期限は直射日光の当たらない涼しい場所なら常温で9ヵ月と長く、名刺入れほどのサイズの小袋なので場所も取りません。中にはたれが2個入っていてひとつの量は10g(ティースプーン2杯分くらい)で、適度な粘度があるので少量つけるだけで十分な濃さを感じられます。お刺身なら5〜6枚は食べれそうな量です。
『さしみのたれ うま辛明太マヨ味』で手巻き寿司や生春巻き
まずは『さしみのたれ うま辛明太マヨ味』から試してみます。たれは赤いソースとマヨソースの2つに分かれていて、そのまま絞っていくと2層のライン状になります。赤いソースだけ味見すると明太子の風味がガツンときて魚介の旨味を凝縮したような余韻が残ります。辛味は熟成発酵したキムチのように心地いい辛さです。一方マヨソースはサラッとした軽い口当たりですが、両方を混ぜるとかなりマイルドになるので、メリハリのある味を活かしたい時は混ぜすぎ注意です。
栗原さんがおすすめの手巻き寿司にしてみると、回転寿司などで食べられるカリフォルニアロールのように華やかな味わいになりました。このたれは、お刺身だけで食べてももちろん美味しいですが、お惣菜に合わせるソースやドレッシンングのように使ったほうがさらにひき立ちそうです。
「たこ焼き」につけるとおやつからおつまみっぽく、揚げ物にも合いそうなので、たれを牛乳でのばしてレンコンとエビのはさみ揚げに合わせると、繊細な味のいいアクセントに。
隠し味にはコチュジャンが入っているので、お刺身に絡めてビビンバ風にしたり、生春巻きのチリソースの代わりにつけても相性は抜群でした。市販のタレは過度な甘さが気になることがありますが、この商品は余計な甘さがなく旨味はしっかりしているので、料理に合わせて甘味を補うとバラエティがグッと広がりそうです。