念願のリパブリューで出合った衝撃のスタウト!
ほろ酔いながら、いよいよ念願の『駅前ビール工場 リパブリュー 沼津』へ。こちらは僕が数年前、静岡駅近くのビアパブでたまたまココのIPAを飲んだのが出合い。そのおいしさに衝撃を受けて以来、ビアバーや酒屋さんで見つけたら必ずといっていいほど飲む(買う)贔屓のブルワリーになっていた。
ビルの地下にあるお店に入ると、人がまばらだった夜の沼津が嘘のように賑わっていた。メニューは基本スマホからのオーダー。おぉ、自家醸造のビールが20種類もタップで飲めるではないか! しかも、ゲスト(他社のクラフトビール)なしという潔さ! テンション爆上がりである。
ならば、「マスターズブルーイング」と同様にできるだけ多く飲みたいと、4種が選べる「フリーチョイスフライト」(1580円)をオーダー。スタイルをバラけさせるべく「沼津Hazy IPA」、「Dankboy」、「民顕式ラヰムギ麦酒」、「Oi!Star」を選んだ。
「沼津Hazy IPA」、リストに書いてある通り、グアバ・パイナップルを思わせる香りが印象的。オーツ麦のなめらかな口当たりでグイグイいける。
「Dankboy」、通常より早いタイミング(透過段階)でホップを投入する「マッシュホップ」という技法で作られている。ホップの重層的な香りと味を楽しめた。
「民顕式ラヰムギ麦酒」、カラメリックだけど、昔ながらの地ビールによくあるカラメル感の強いビールのような甘ったるさがない。それもライ麦由来の香ばしさやスパイシーさの賜物。心地いい余韻が口の中で残る。
「Oi!Star」、このスタウトが衝撃! 35kgの牡蠣の殻を3回に分けて煮沸段階で入れた上に、トリュフ塩を熟成段階で投入しているというから恐るべし。
グラスを近づけたそばからトリュフの香りがぶわっとやってきて、口にすれば旨みが一気にあふれだす。何これ、旨すぎ! こんなにオイリーなビールも珍しい。
どうやらこの「Oi!Star」、東京・代々木にある『オイスターバー Covo』と、同じく代々木にあるビアバー『ウォータリングホール』の林ユウヤ氏によるユニット「Yuya Boys」とのコラボビールらしい。直営店限定ということ飲んだが、それに留めるのはもったいないほどの出来栄えだ。
と、このときは一期一会と思っていたが、その後、『ウォータリングホール』で奇跡の再会を果たして驚いた。
閑話休題。ひとりでずっと飲み続けていると、そりゃあ酔いがまわってくるもんで。でもようやく訪れたリパブリュー。これだけでは帰れまいと、もういっちょ「フリーチョイスフライト」を注文した。