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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。

さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

■クイズの答えは……

正解:さわら

難易度:★★★★☆

さっぱりを好むなら春、こってりを好むなら冬

さわらは、サバ科サワラ属に分類される海水魚です。漢字では魚へんに春と書くことから、「春を告げる魚」といわれることもありますが、じつは、さわらの旬は、4~6月頃と10~12月頃の2回あるのです。

春のさわらが旬といわれるのは、瀬戸内海での収穫量がもっとも多いからということです。いっぽう、冬のさわらは脂ののりが良く、味の旬は冬といわれることもあります。

さわらの旬を春とするのはおもに関西地方で、関東地方では冬を旬とすることが多いようです。

出世魚のため、成長によって名前が変わっていきます。その名前も西と東では少々異なります。全長50cm以下のものは関東では「さごち」、関西や九州では「さごし」と呼ばれます。少し成長した60~80cmのものは「やなぎ」、それ以上の大きさのものが「さわら」と呼ばれます。

春のさわらは淡白な白身のため、しっかり味付けをした料理、揚げ物料理に最適。たとえば、西京漬けや照り焼き、竜田揚げなどにして食べるのがおすすめです。いっぽう、冬のさわらはぶりのように脂がのっているため、さしみや炙り、ソテー、塩焼きにすると美味です。

美味しいさわらの見分け方

さわらは切り身で売られていることがほとんどなので、ここでは切り身の選び方をご紹介します。身に透明感があり血合いの部分が鮮やかな赤色のものを。身が柔らかく傷みやすいので、さばかれてから時間が経つと身が割れたり、白濁してきます。また、腹身のほうが脂がのって美味しそうと思うかもしれませんが、尾に近い部位のほうが美味しいといわれているので、腹身と尾に近い部位とが選べるようなら、迷わず尾に近い部位を!

さわらの注目栄養素

さわらもほかの魚と同様、DHA/EPAという良質な油がたっぷり含まれています。この油は血液サラサラにしたり、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らすサポートをします。また、カルシウムの吸収を促進する効果のあるビタミンDの含有量も多く、骨粗しょう症の予防にもひと役買ってくれる魚です。

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

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おとなの週末Web編集部
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