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絶品の肉懐石を味わう

この日の夜は、奈良ホテル近くの『肉懐石 冨久傳(ふくでん)』へ。ここは旧邸宅を改装した肉懐石の店。最上級の大和牛やヤマトポーク、地元農家で育った大和野菜を使ったしゃぶしゃぶをメインに、季節の食材を活かした料理をコース仕立てで楽しめる。

「欅コース」の前菜盛り合わせ。野菜を中心とした素朴な味わいのものばかり

筆者がいただいたのは、豚しゃぶがメインの「欅(けやき)コース」(6050円)。しゃぶしゃぶは豚肉以外に魚介や豆腐、大和野菜も楽しめる。ほかにも前菜やローストビーフ、食事(牛しぐれ煮のお茶漬けまたはラーメン)、デザートも付いて大満足。

メインの豚しゃぶ。大和野菜も美味しい

特筆すべきはやはり、メインの豚しゃぶだろう。肉本来の旨味がしっかり感じられ、胡麻だれとポン酢を使い分けることで飽きることなく最後まで美味しく食べることができた。

肉懐石 冨久傳
【住所】奈良市福智院町31
【電話】0742-25-2910
【営業時間】12時〜14時、17時〜22時
【休日】水曜

朝食の「茶がゆ定食」。「和定食」、「洋定食」も選択可能

奈良ホテル名物の朝食「茶がゆ定食」

奈良ホテルでの楽しみはもう一つ。それはメインダイニングルーム「三笠」でいただく名物の朝食「茶がゆ定食」だ。茶がゆとは、その名の通り、「お茶で炊いたおかゆ」のこと。僧侶の食事として寺院で食べられていたのが、いつしか「大和の朝は茶がゆで明ける」と言われるほど、庶民の間にも広がり、定番の朝ごはんとして奈良では親しまれている。

緑茶の香り漂う茶がゆ

奈良ではほうじ茶を使うが、ここ「三笠」の茶がゆは香り高い緑茶でさらりと炊き上げていて、目覚めたばかりの身体にやさしく染みわたる。茶がゆ以外にも自家製胡麻豆腐や月替りの取り肴五種盛りや日替わりの焚き合せ、焼き魚、蒸し物など盛り沢山。どれも丁寧に作られていて、味わうごとに心がほっこりする。

おっと、字数が残り少なくなってしまった。後編では、今、奈良でもっとも注目を集めるスポットのグルメとスイーツを紹介しよう。

取材・文/永谷正樹

「いざいざ奈良」×「ずらし旅」キャンペーン

JR東海では、2023年6月29日(木)まで「いざいざ奈良」×「ずらし旅」のキャンペーンを展開中。ずらし旅とは、時間や場所、行動などを定番から“ちょっとずらした”新しい旅の楽しみ方。

「いざいざ奈良」のCMの舞台となった春日大社国宝殿の拝観の他、新薬師寺、志賀直哉旧居、入江泰吉記念奈良市写真美術館など対象の6施設の中から予定や好みに合わせて2施設で利用できる「春日大社国宝殿&選べるイチオシ名所クーポン」を用意するなど特典も盛り沢山。

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永谷正樹
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