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創業は1909年、西洋料理店が始まり

『ランチョン』が誕生したのは明治42年(1909年)のこと。駿河台下の一角に、西洋料理店として店を構えたのが始まりだそうだ。「ビールは当初から置いていました。食事は定番は残しつつ、新しいメニューも取り入れています」。「新しい」と言っても登場してから20年、30年は経つほど、長く愛されているものが多い。また、洋食メニューに野菜がたっぷり添えられているのも特徴的だ。

ニシンのマリネ 1200円、アサヒ生ビール(480ccグラス) 700円、自家製ロースハム 1100円

(左奥)ニシンのマリネ 1200円、(右奥)アサヒ生ビール(480ccグラス)700円、(手前)自家製ロースハム 1100円 塩気が絶妙なロースハムは、店内で燻製したもの。かむほどに味わい深いのが魅力だ。ほどよく酢で締めたニシンマリネはマスタード入りのマヨネーズをからめるとクリーミー

一緒に供される自家製トマトドレッシングも「おいしい!」と評判になり、販売するようになったという。「ビールがおいしい洋食屋」というスタンスは、100年たっても変わらないのだ。ほかにも、何世代にもわたる常連には、子供の頃は両親に連れられて洋食を食べ、成人してここで初めてビールを飲んだ、なんていうエピソードも。大人も子供も楽しめる魅力が、ここにはある。

『ビヤホール・洋食 ランチョン』広々とした店内。夜にはビールを楽しむお客で満席になる

[住所]東京都千代田区神田神保町1-6
[電話]03-3233-0866
[営業時間]11時半~21時半(21時LO)、土11時半~20時半(20時LO)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄半蔵門線ほか神保町駅A5出口から徒歩約1分

撮影/西崎進也、取材/田久晶子

※2023年5月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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