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「矢堅目の駅」の天然塩

新上五島町の「矢堅目(やがため)の駅」は、円錐形の奇岩と複雑な海岸線を描く美しい景観の矢堅目公園に隣接する。「駅」といっても電車の通る駅じゃない。この施設は物産館で、併設の工房「矢堅目の塩本舗」では五島の清冽な海水をくみ上げ、海水の塩を結晶化させるという手法で塩づくりを行っていて、その様子を見学できる。矢堅目の塩をはじめ、五島の土産物を販売しており、海に面したテラス席でいただく、「塩バニラソフトクリーム」(300円)は格別だ。

「矢堅目の塩本舗」。五島の海水を薪で炊き上げた自然海塩を作っている
原料は五島の海水のみ! 添加物や加工助剤などを一切加えていない
「塩バニラソフトクリーム」。塩がソフトクリームの甘みを引き立てる

矢堅目の駅
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/spot/10142

「花笑み きくや」の手打ち麺「きしくゾロ」

西海国立公園内にある魚津ヶ崎公園は、青い海に浮かぶ数々の島を一望できる、格好の“映え”スポットだ。魚津ヶ崎公園内は春は菜の花、その後は紫陽花、夏はひまわり、秋はコスモスと季節ごとの花を楽しめる場所としても知られている。

「花笑み きくや」は、その公園内に位置する古民家カフェだ。座敷で寛げる室内の席のほか、勇壮な立小島と海を見下ろす広々としたウッドテラスがある。リモートワークにも最適だ。小腹がすいたら、ぜひ岐宿(きしく)町の郷土料理である地粉で作る手打ち麺「きしくゾロ」(750円)を味わってほしい。鶏出汁のやさしい味わいで、心身ともに満たされるはず! 地元で採れた野菜を餡にし、カカラノ葉を敷いて蒸した饅頭「花笑みだんご」でほっこりするのも悪くない。

公園内に位置する木造のカフェ「花笑み きくや」。真横にはキャンプ場がある
ウッドテラスからは立小島や空と海のパノラマが楽しめる
「きしくゾロ」。丁寧にとった鶏出汁が滋味深い
蒸かしまんじゅう「花笑みだんご」。このあたりでは、人が集まる時には昔から作られていたという

花笑みきくや
https://hanaemikikuya.com/

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築100年以上の古民家を移築した食事処「椿茶屋 香珠子」...
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長谷川 あや
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