五島で1、2を争う人気のお土産 三井楽水産の「鬼鯖鮨」
三井楽水産の「鬼鯖鮨」は、五島を訪れる美味しいもの好きがこぞって狙っている、五島でも1、2を争う人気アイテムだ。福江港ターミナルや空港で販売しているが、早い時間に売り切れてしまうことが少なくない(と聞いて慌てて購入した)。
「鬼鯖鮨」は、「質の高い五島の魚を知ってほしい」という想いから生まれた逸品だ。東シナ海、五島列島の西沖で取れた真鯖を独自にブレンドした“鬼酢”で浅くしめ、生の鯖に近い味わいを作り出している。鯖はかなり肉厚だが、締め具合が絶妙で、ひとつ、またひとつと箸が進んでしまう。酢飯のクオリティも高く、聞けば五島の盆地で育てられる「ひのひかり」を使用しているのだとか「鬼鯖鮨シングル」(1,620円)が定番だが、表面を炙った「あぶり鬼鯖鮨」(1,620円)を好む人も多いという。ぜひ味比べをしてみたいところだ。
三井楽水産
https://www.onisaba.com
今回、紹介したのは、筆者が2泊3日の五島旅で、食し、購入したものの中から美味しかったものをピックアップしている。要は五島が誇る“美味しいもの”のほんの一部で、五島には、まだまだ“美味しいもの”がたくさんある。たとえば、ブリやヒラマサの養殖も盛んだ。地元産のハコフグを使ったハコフグ料理なんてものもある。春から夏にかけては、五島の海で育った天然うにを目当てに五島を訪れる人も多いのだとか。“一度も凍らせていない”生マグロは上五島地区の名産品のひとつ。猪や鹿などのジビエを使った料理を出す店もある。
そう、風光明媚な五島は、まさに“美食のパラダイス”。そのバリエーションの豊富さと質の高さには驚くばかりだ。都会で美食を食べ尽くした、フーディー(食通)たちの欲望もきっと満たしてくれるはず!
文・写真/長谷川あや