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全国展開しているのになぜか「千葉県のソウルフード」というイメージが強いインスタント袋めん「アラビヤン焼そば」。昨年発売されたレギュラーサイズのカップ麺バージョンが好評だったことを受け、2023年も6月5日に発売されます。

アラビヤン焼そばとは?

アラビヤン焼そば(袋めん)は、1967年4月からサンヨー食品が発売するインスタントめん。今年で57年目を迎えるロングセラー商品です。

アラビヤン焼そば(袋めん)

味の特徴としては、野菜のうまみと適度な酸味、絶妙に配合された香辛料の風味が後を引く、スパイシーな焼そばソースと、ふっくらと粘りのある食感のめん。別添の「青のり」を加えることで、ソースの味と香りが引き立ちます。

今回発売のカップ麺は、キャベツの量を前回発売品と比較して2倍に増やし、麺は独自製法により、コシと弾力のある食感を強めたといいます。

「アラビヤン焼そば」はサンヨー食品が誇る老舗ブランド

今年で創業70周年のサンヨー食品は群馬県前橋市で創業し、当時は富士製麺の名で事業をスタートしました。サンヨー食品の看板商品と言えば「サッポロ一番」シリーズが有名です。

「アラビヤン焼そば」の発売年が1967年で、サッポロ一番シリーズと並べると「しょうゆ味」発売(1966年1月)の翌年であり、「みそラーメン」発売(1968年9月)の1年前、「塩らーめん」発売(1971年9月)からは4年も前に発売されている商品です。

アラビヤン焼そばは発売当初から全国展開をしていましたが、千葉県エリアでなぜか売れ行きが良かったため、一時的に同県を中心とした販売戦略になり、「地元が千葉」というイメージがついたそうです。

その後、2009年から再び全国展開をしましたが、今もアラビヤン焼そば=千葉のイメージは強く、情報番組などでも「千葉県民のソウルフード」「千葉エリアの熱愛商品」といったキーワードで紹介されています。

特に千葉県東部エリアの人気が強いのですが、製造委託しているのが同社の協力会社であるカナヤ食品(千葉県東部エリアの旭市)ということもあり、地元の方々が愛着を感じやすい背景も理由ではないでしょうか。

レトロかわいいパッケージも目を引く!なぜアラビヤン?

昭和レトロなパッケージが印象的なアラビヤン焼そば。発売開始当時のCMを見ると、大きな変化は無いようですが、よく見るとターバンを巻いた男性キャラクターに髭がありません(いつの間にか髭がついていたそうです)。

アラビヤン焼そばの発売開始当時のCM

なぜアラビヤンなのか?ということも謎に包まれているそうですが、「摩訶不思議!?」「不思議な位おいしくできる」というキャッチコピーから、魔法(アラビアン・ナイト)をイメージさせたのかも?…とも考えられます。暑い夏にはスパイシーなものが欲しくなる機会も増えますので、千葉で愛される、香ばしくスパイシーなインスタント焼きそばをお店で見かけたら、手に取ってみてはいかがでしょうか。

文/おとなの週末Web編集部、写真/サンヨー食品

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この記事のライター

おとなの週末Web編集部 山本
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