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チャーハンとラーメンのセット、略して“チャーラー”。愛知で親しまれるこのセットメニューを愛してやまない現地在住のライター・永谷正樹が、地元はもちろん、全国各地で出合ったチャーラーをご紹介する「ニッポン“チャーラー”の旅」。第24回は岐阜のソウルフード「冷やしたぬき」にフューチャー。ラーメン店で提供される「冷やしたぬき中華」とチャーハンを合わせました。

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岐阜のソウルフード、「冷やしたぬき」をご存知だろうか。天かすと揚げ、ネギ、ワサビなどがのる実にシンプルな蕎麦である。梅雨入りを迎えると、地元のテレビ局がこぞって紹介するのだが、岐阜の人たちは暑い時季だけではなく1年中食べているという。

そばアレルギーの人でも楽しめるラーメン店の一杯

参考までに、これが「冷やしたぬき」。愛知県で食べたので岐阜のものとは若干異なるかもしれない
参考までに、これが「冷やしたぬき」。愛知県で食べたので岐阜のものとは若干異なるかもしれない

岐阜へ行ったら、絶対に冷やしたぬきを食べようと心に決めていた。で、この間、岐阜で仕事をする機会があり、スマホで冷やしたぬきが食べられる店を検索すると、面白い店を見つけた。それが岐阜市にある『ラーメン天外 長良店』である。

通常、冷やしたぬきの麺は蕎麦だが、ここでは中華麺を使った「冷やしたぬき中華」(880円)を提供しているのだ。そばアレルギーで食べられなかった人も楽しめるのは素晴らしいことではないか。

店内に貼られた「冷やしたぬき中華」のポスター
店内に貼られた「冷やしたぬき中華」のポスター

ちなみに『ラーメン天外』は長良店以外に岐阜西店と各務原店があるが、冷やしたぬきが食べられるのは長良店のみ。それと、『ラーメン天外』は、サイドメニューの「チャーハン」(480円)の評判がとても良い。冷やしたぬき中華とチャーハン……。ちょっと変化球なチャーラーをどうしても食べてみたくなった。

店に到着したのは13時20分頃。お昼時のピークはすぎていたこともあり、すんなりと席へ案内された。ふと、見上げると、冷やしたぬき中華のポスターが貼ってあった。店としても推しているのだろう。注文したのは、もちろん冷やしたぬき中華とチャーハン

『ラーメン天外 長良店』外観。駐車場も完備している
『ラーメン天外 長良店』外観。駐車場も完備している
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魚介の香りと肉の旨み、冷と温で感じる「夏チャーラー」の醍醐味...
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永谷正樹
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