日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★★★★☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ビスケット
古代のヨーロッパでは、パンを乾燥させたり二度焼きして、カビや腐敗の原因となる水分を抜いて保存食としていました。それがビスケットのルーツと考えられています。災害時の保存食として使用されているカンパンのようなものですね。
ということで、ラテン語で二度を意味する「ビス」と、焼かれたものという意味の「コウトゥス」という言葉が組み合わされてビスケットという名が誕生したといわれています。ビスケットとはよく焼いたパンという意味なのです。
諸説ありますが、ヨーロッパで、ビスケットが焼き菓子として普及し始めたのは14世紀あたりからといわれています。ちなみに、江戸時代には日本にも伝来していたものの、本格的に普及し始めたのは明治時代以降です。
乾蒸餅という漢字表記は、1877年に開催された内国勧業博覧会に合わせて主催者が考案したあて字ですが、これがあまり好評ではなく、乾蒸餅という漢字表記は普及しなかったとか。