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レモングラス(lemon grass)

レモンに似た香り アジア料理によく使われる

レモングラス(lemon grass)

根元を細かく刻んでアジアのスープやカレーなどに使われる。よく知られるのはタイ料理のトムヤムクン。レモンの皮のような柑橘系の強い香りで、その香り成分シトラールは強力な抗菌作用があり、感染予防になる。また虫よけとしても優秀

オレガノ(oregano)

イタリアンのトマト料理や魚の臭み消しに

オレガノ(oregano)

イタリア料理に欠かせないハーブ。肉や魚の臭みを消してくれる作用があり、トマトとの相性抜群。やさしいミント系の清涼感と柔らかな苦みがある。老化の原因とされる活性酸素を分解するカルバクロールという成分を含んでいる

ディル(Dill)

サーモンのほか乳製品とも相性ばっちり

ディル(Dill)

ヨーロッパでは“魚のハーブ”として知られ、特にサーモンによく使われる。また乳製品とも相性抜群。香りや味わいはすっきり爽やかで、鎮静作用が広く知られている。種子と葉を煎じたハーブティーは、入眠を助けるといわれる

アーティチョーク(Artichoke)

美容業界で熱い注目を集めるハーブ

アーティチョーク(Artichoke)

葉や茎などを煎じたハーブティーは強い苦みがあるが、肝臓の働きを助けるシナリンを含み、お酒を飲み過ぎたときの強い味方に。最近では、葉に含まれるシナロピクリンの美白作用など、美容の分野でも注目が集まっている

ナスタチウム(Nasturtium)

花は美しいがピリッと辛いバイプレーヤー

ナスタチウム(Nasturtium)

葉にはワサビのような辛みがあり、サラダのほか、サンドイッチに挟んでもおいしい。鮮やかな色の花は、料理のアクセントにも最適。ビタミンCや鉄分を豊富に含むため風邪にも効果的で、葉の搾り汁を入れたお茶もおすすめ

レモンバーベナ(Lemon verbena)

やさしいレモンの香りが心を落ち着かせる

レモンバーベナ(Lemon verbena)

爽やかなレモンの風味が特徴。消化器の働きを高め鎮静作用もあるので、食後のハーブティーによく飲まれる。鶏肉や白身魚と相性がよく、またホワイトソースに加えればスッキリとした味に。香りのよさから玄関に植えるのも好まれる

いま注目のハーブは何?

キューバのミントを使って本格モヒート!

ポピュラーなハーブの代表選手、ミント。スペアミント、ペパーミント、アップルミント、パイナップルミント等々、挙げればキリがないほどの種類があり、いずれも爽やかで清涼感のある香りが特徴。なかでも近年注目なのが、イエルバブエナというキューバのミント。スペアミントとパイナップルミントの交配種で、ほどよい爽快感と豊かな香りを放つ。

作家・ヘミングウェイが愛したカクテル「キューバン・モヒート」はこのミントで作られることから、モヒートミントとも呼ばれる。最近は園芸店などでも手に入りやすくなっているので、この夏は自宅で本格モヒートを楽しんでみてはいかが?

穏やかさがなんとも魅力な和のハーブ

注目のハーブといえば、“和のハーブ”も然り。ヒノキ、ニッケイ(別称:ニッキ)、シソ、クロモジ、ヨモギ、ドクダミ、ハッカ(ペパーミントとは似て非なるもの)、サンショウなど。いずれも枝葉や根皮、新芽などを主に使い、お茶や食用とする。また、それらから抽出した精油は、アロマテラピー業界からも熱視線が集まっている。総じておだやかで安定感のある香りは、日本人のココロに響くものが多く、自ずと深呼吸したくなるようなリラックス効果をもたらす

*参考文献/『わたしに効くハーブ大全』/小早川愛(著)、糸数七重(監) 主婦の友社刊『ココロとカラダに効く ハーブ便利帳』/真木文絵(著)、池上文雄(監) NHK出版

イラスト/川副美紀、文/岡本ジュン、編集部(コラム)

2023年8月号

※2023年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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