全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・外苑前の魚介・海鮮料理店『青山 おとと』です。
立派な魚に惚れ惚れ 釣り好き料理長の魚が主役の定食
釣りと魚が大好きという料理人の福嶌さん。休みともなれば、店を終えたその足で車を飛ばし、朝には外房で釣りをするというほどの釣り好きだ。「本当においしい魚が食べられて、ご飯もしっかり味わえる。そんな店を目指しました」と言う。
銀鱈西京焼き 定食(昼)2500円
自慢の定食は、割烹料理店のそれのように端正な姿だ。西京味噌と濃厚な魚の脂の旨みが溶け合う銀鱈は、立派な厚みに驚く。鯖の味噌煮だって半身でドーンと太っ腹。カウンターの中心に陣取る特注の羽釜で炊き上げるご飯は、粒立ちがよくツヤツヤ。小鉢や付け合わせもひと手間かけた料理ばかり。定食と思うと価格はやや贅沢だが、お値段以上の内容に食べれば大満足できる。
夜は刺身や藁焼きなど魚料理で飲むのもいいし、ご飯セットもあるので、深夜にしっかり食べたい時にもうれしい。「遅い時間でも炊き立てのご飯が食べられる店があったらいいなと思って」と福嶌さん。ときには釣り仲間の釣果が持ち込まれることもあるというから、出合えればラッキーだ。
撮影/大西尚明、取材/岡本ジュン
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※2023年2月号発売時点の情報です。
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