旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:ブルーベリー
難易度:★★☆☆☆
表皮の粉は新鮮さの証です
ブルーベリーは北米原産の果物で、寒さに強いことが特徴です。国内では、長野、茨城、東京、群馬、岩手、千葉など、東日本での生産量が多く、北海道などでも栽培されています。日本では6~8月がブルーベリーの旬です。
スーパーで見かけるのは圧倒的に輸入ものが多いため、季節感をあまり感じられないという人も多いかもしれませんね。これは、世界のブルーベリーの旬が少しずつ異なり、1年を通してさまざまな国から輸入しているため、季節に関係なく手に入れることができるのです。
輸入量は年々増加していて、チリやアメリカからの輸入量が突出して多くなっています。ほかに中国やニュージーランド、メキシコ、カナダなどからも輸入しています。
ブルーベリーの品種は、野生種も含めると数百種類あるといわれていますが、栽培されているものは、ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系の3種類に大別されます。それぞれ、食味や旬の時期、適した気候などが若干異なります。
国内の多くのブルーベリー農家では、単一品種で栽培することは少なく、さまざまな品種を栽培することが一般的です。
新鮮なブルーベリーはそのまま食べるのがおすすめです。食べきれないときは冷凍保存をしておけば、シャーベット感覚で食べることができます。
ブルーベリーの果皮についている白い粉のようなものはブルーム(果粉)と呼ばれ、そのまま食べても問題ありません。ブルームは、果実から自然に分泌されている天然物質。果実を乾燥から守って新鮮さを保ち、病気などから果実を保護する働きを持ちます。
ブルームを洗い流してしまうと鮮度が落ちてしまうため、食べる直前に洗うようにしましょう。