米粒の色が濃いチャーハンは間違いない!
2019年12月に開設された「チャーハン林」のYouTubeチャンネル。その第1回を飾ったのが、林さんが何十回と食べてきたチャーハンのあるお店です。
それは、大阪・天下茶屋にある『らーめんハウス 直ちゃん』。厳密にいうと、その前身である『らーめんコーさん』時代から数えてのこと。店名は変われど味は変わらず。おいしさが受け継がれています。
林さんの実家の近くにあり、チャーハンがおいしいという情報を聞いて行ったのがはじまり。行ってみると、周りのお客さんが皆一様にチャーハンを注文していたことからも人気ぶりがわかります。
「ジャーッ、カンカン」。厨房から聞こえてくる音に胸が高まったそう。動画でもその様子を見聞きできます。
「目の前に運ばれたチャーハンを口にすると、『なに、この旨さ!?』と驚き、レンゲを持つ手が止まらなくなりました。普段ラーメンとチャーハンを頼むと、麺が伸びてしまうので必ずラーメンを先に食べるのですが、このときは別。チャーハンを一気に食べてしまいました」
ファーストインパクトをさっき食べてきたかのように話す林さん。そのときの感動が鮮明に残っているのでしょう。チャーハンの魅力についても伺いました。
「玉ねぎの甘み、旨みに加えてシンプルな味付け、そのバランスがいいんです。チャーハンが人気だから数名分を一度に作られることが多いですが、それでも味が安定しているというのも素晴らしいです」
動画では、林さんが発足したチャーハンサークルのメンバー・和牛の川西さんと一緒にお店へ行っています。というのも、最初の2年はふたりだったというサークル活動のスタートがこのお店だったのです。いわば「チャーハン林」の原点といえる店なのです。
そして、林さんがこの店を教えてから、川西さんはひとりでも行くようになったそう。風邪で寝込んでるときに、精をつけるため、ここでチャーハンを食べたと言います。
川西さんが東京進出後、なかなか来ることができなかった『直ちゃん』。動画ではうれしそうにチャーハンを頬張る姿が見られます。それを笑顔で眺める林さんのよき先輩ぶりにも注目です。そんな林さん、チャーハンがやってきたときに「家のジャーにこれ入ってたらいいのに」とポツリ。
リピーター気質という林さん、これまで幾度となく食べているにも関わらず、この発言。『直ちゃん』のチャーハン愛を感じざるを得ません。ちなみに、記事の掲載許可をとるにあたり、お店に連絡したところ「昨日も来たよ」とご主人。THE SECONDの初代チャンピオンに輝いてもなお、“原点”を忘れずチャーハンライフを楽しまれているようです。
林さん、見ただけでこのチャーハンはおいしいと思えるビジュアルがあると言います。
「醤油系のシンプルな、いわゆる“中華そば”をメインに出しているお店は、大抵おいしいチャーハンを出していると思います。ラーメンの醤油ダレを使っているのか、見た目が濃いめのチャーハンを出すなと思っていて、そういうチャーハンでおいしくないと思ったことはありません」
直ちゃんのチャーハンもまさに米粒が濃いビジュアル。林さんの方程式にハマったわけです。
チャーハンにつきものなのが、スープ。このスープを飲む姿も動画で見られるのですが、チャーハンを何口か食べたあとに、スープを飲むと「スープ旨い」と、またチャーハンへ。
次ページで紹介する、あるメニューを食べなければいけないのに「(口の中を)リセットしたらもう1回行きたくない? ラーメン屋でも水を飲んだあとにスープが飲みたくなるやん、あれと一緒」と林さん。その気持ち、ものすごくわかります!