全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・森下の銭湯『深川温泉 常盤湯』です。
湧いた! 江戸の温泉 下町銭湯の懐かしさそのままにリニューアル
でかい湯船で手足を伸ばせば思わず「はぁ~」と声が出る。見上げれば雪化粧の富士山。なんだかとても贅沢だ。しかしここは箱根でも伊豆でもない。お江戸は深川、東京のど真ん中なのである。
80年以上の歴史を持つ『常盤湯』は、2023年3月リニューアルオープン。懐かしい宮造りの建物は活かしつつ、屋内の設備を一新。目玉は敷地内に湧く天然温泉だ。
「以前から敷地内に温泉が出るのではないか、という話はあったんですが、ほんとうに出てよかった。銭湯に新しい時代が来ていると思います。古さは大切にしながら、少しでもみなさんの『癒し』になりたい」と、三代目の山本彬善さん。
男湯のみだが温泉の露天風呂まである。うれしいのは湯船によって、温度が約36度、約40度、約42度と分けられていること。「熱湯」派も「ぬる湯」派も楽しめる。水を飲み体を整えたら……さあ湯上りの一杯を。ロビーでまずは生ビール。くぅ~っと体に吸い込まれる。
東京・森下『深川温泉 常盤湯』
[住所]東京都江東区常盤2-3-8
[電話]03-3631-9649
[営業時間]12時~24時半(最終受付24時)
[休日]木
[交通]都営大江戸・新宿線森下駅A7出口から徒歩3分
撮影/西崎進也、取材/本郷明美
※2023年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。