1年で「86万人」が「128万人」に大幅アップ
実際、来客数を調べると令和3年の86万人から令和4年には128万人へとおよそ1.5倍に急増しています(千葉県商工労働部観光企画課および道の駅「しょうなん」調べ)。リニューアルによって、新たな客層を獲得したことが分かります。
センスの良い書籍も扱うマルシェ、デザイン性に富んだ建築などで進化し続ける道の駅のモデルとして、千葉の「しょうなん」もまた「湘南」同様、今後、その名が知れ渡るようになるかもしれません。
文・写真/中島幸恵
道の駅「しょうなん」
【住所】千葉県柏市箕輪新田59-2
【営業時間】9時~18時※施設により異なる
【定休日】1月1日~1月4日
【電話】04-7190-1131(管理事務所)
【交通】常磐自動車道柏IC から30分
【公式HP】https://www.michinoeki-shonan.jp/
「道の駅」
一般道路に設置された安全で快適に道路を利用するための道路交通環境の提供と、地域の賑わい創出を目的とした施設。沿道地域の特産品などを扱うほか、歴史や暮らしを学べる博物館や体験工房を併設するなど、24時間無料の駐車場やトイレなどの休憩場所にとどまらず、それぞれ趣向を凝らしたサービスを通して観光振興や地域活性につなげている。災害時の広域的な防災拠点としての役割も担う。国土交通省によると、市町村またはそれに代わる公的な団体が設置、各首長からの申請により国交省が登録すると、「道の駅」として名乗ることができる。1993年4月、全国で初めて103駅でスタート。30周年を迎えた2023年の時点で、1209駅が登録されている。