少なくとも年間600店舗、1200皿近くの美味を紹介している本誌。その数字以上の店・料理をリサーチしつつ、おいしさと居心地の良さを基準に取材を敢行しているわけですが、気になるのは「どこが一番おいしかった？」。そこで主に第…
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少なくとも年間600店舗、1200皿近くの美味を紹介している本誌。その数字以上の店・料理をリサーチしつつ、おいしさと居心地の良さを基準に取材を敢行しているわけですが、気になるのは「どこが一番おいしかった？」。そこで主に第1特集に携わることの多いスタッフの、2023年の個人的ランキングを、ライター飯田“黒柳風”かおると編集武内“久米風”慎司の司会進行で発表してまいります！ 皆さんの2024年の美味活動に大いに役立ててください！
ライター・肥田木奈々の「2023年、本当に美味しかったもの」
ひだきなな／キャラ濃いめ、艶薄めなのは設定ということで。元新聞記者の美（微）魔女です！
【1】在来種のそば 1320円『蕎麦おさめ』＠目白
驚きに満ちた香りと力強い味わいの虜！
【1】ローストチキン（プーレロティ） 2728円（ハーフ）『ヌエゾン』＠蒲田
シンプルだけど、もうオーラがすごい。バター香る背徳的なソースの旨みを鶏肉が吸って、得も言われぬジューシーさ
【3】「フランス・オーベルニュ産ホロホロ鳥とフォワグラのガランティーヌ」と「ズワイガニ・ウニ・カリフラワーのムース」 2人分5400円『Chartro』＠新宿一丁目
ゾッコン！
【4】レモン&ハーブグリルチキン×レッドチェダーチーズオムレツ 1400円『トロワドゥアン』＠学芸大学
その場の焼きたて、作りたて、味の構成も完璧
【5】酒の盆 みちのく小鉢6種 1750円『北畔』＠上野
酒呑みを気遣った肴でしっぽり。店の存在が奇跡
6位以降はコレ！
【6】冷麺蒸し茄子の生姜ソース 1320円『中国四川料理 梅香』＠牛込神楽坂
蒸しナスを大主役にした記憶に残る味。夏限定です
【7】毛ガニ甲羅詰め 3800円『すし其一』＠人形町
日本酒5合持ってきて！と叫んじゃう逸品
【8】鼓コース 13200円『鼓』＠武蔵小山
握りと料理を織り交ぜた楽し嬉し美味しい三拍子
【9】アメリカの「クラフトビール」各種 600円〜『Antenna America東京店』＠東京駅
国内最大級200種以上にもう圧巻＆大興奮！
【10】アジフライ半熟・完熟ハーフ＆ハーフ 1408円『酒肴あおもん』＠五反田
しっとり半熟とふわふわな完熟、どっちもイケる！
料理に対する真摯な姿勢と心意気に惚れた、店たち
武「さあ、色気より食い気な本誌ライターのエースが登場です」
飯「ああ、あとで怖いぞ～。ね、肥田木さん」
肥「ちょっとぉ、やめてよね、お局扱い。てか、ランキングってムズイ。ワタシは2軒を同率1位でどうか！ おねがぁーい」
武「ひいぃ、怖っ。いやどうぞどうぞどうぞ」
肥「はーい、まずは12月号で紹介した『蕎麦おさめ』から。今一番、大大大大好きな蕎麦店」
飯「アツいですねえ（笑）」
肥「素敵すぎて。昔ながらの貴重な在来種を使う十割蕎麦がね、手繰ると口の中で蕎麦畑がぱあ～っと広がるかのように力強く濃厚なの。若き店主の蕎麦に対する真摯な姿勢も素晴らしいんだよね。はあ、話しているそばから走って店に行きたくなっちゃう」
武「走り出す前に、もうひとつの1位もプリーズ！」
肥「オッケー♪ 取材後にも定期的に通っているビストロ『ヌエゾン』。看板料理のローストチキンは、これまで食べたそれの中で一番かも」
飯「気になるぅ。どこにそんなに惹かれたの？」
肥「フレンチの技＋独自にアレンジしていて。鶏の旨みあふれる脂と混じり合ったバターが背徳的。マッシュポテトに絡ませたり、パンに吸わせたりしてさ。おいしくて毎回気絶寸前よw」
武「酒以外でも気絶するんですね」
肥「ね、私的新発見。3位の『Chartro』の「ホロホロ鳥とフォワグラのガランティーヌ」も、「ズワイガニ・ウニ・カリフラワーのムース」も、とろける旨みで気絶もんだったな」
飯「相変わらず、カニLOVE ですね」
肥「卵と並んで大好き～。7、8位にもれなく入っているわ（笑）。どちらの店も握りが旨いのは大前提な上で。『すし其一』の「毛ガニ甲羅詰め」は、毛ガニの身や脚がぎっしり詰まって、手間を考えただけでも店員さんに最敬礼しちゃうし、『鼓』のコースに登場する「卵蟹ご飯」は食べたら店主に駆け寄ってハグしたくなるよ」
武「それはやめてもろて」
肥「はい、自粛するね。その代わり、卵ネタをもうひとつ語らせてー。4位『トロワドゥアン』のオムレツを挟んだサンドよ。チーズとろ～りでふわふわな萌え断面を……みなさん7月号の誌面を振り返って改めてご覧ください！」
→Webでは、こちらの記事でご紹介しています！
2024年はここに行きたいこれを食べたい！
クリーミーな具材がパンパンに詰まった「サンドイッチ専門店ポポー」（＠西日暮里）はコラムでの紹介（7月号）だったので、ぜひきちんと取材してみたい。あと同じく7月号で担当できなかった「ハマヤ」（＠西船橋）、「カリーナ」（＠井草）は、ぜひとも企画を通し、もちろん私が担当して今度はきちんと取材したい。あれ？ なんだかんだサンドイッチばっかり（笑）。
→上記3軒、Webではこちらの記事でご紹介しています！
※2024年1月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
