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東京駅改札内の地下と1階に広がる「グランスタ東京」。新幹線などで東京駅に降り立った人は、ここで東京に来て最初の、東京で最後の食事をすることも多い。そこで江戸前、食堂車両、東京で流行りの味が楽しめる店舗をご紹介します。

【江戸前】『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』

全て天然物のネタが揃う老舗の矜持を東京駅で味わう

江戸前の花形といえばマグロ。とりわけ天然にこだわる上質な本マグロを東京駅でサクッと味わえるとは何ともありがたい。店名にも冠したそれはアイルランド沖で日本船が獲ったもの。しっとりと舌に吸い付くような赤身、脂が複雑に混ざり合う中トロ、濃厚にとろける大トロと3種の食べ比べは定石だろう。

お決まり一の皿 まぐろ三種、お決まり二の皿、お決まり四の皿 各1680円(二の皿、四の皿の内容は仕入れで変わる)

『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』(奥から)お決まり二の皿 1680円(内容は仕入れで変わる。写真はすずき、甘海老、いくら、玉子)、お決まり四の皿 1680円(内容は仕入れで変わる。写真は金目鯛、〆鯖、白いか、がさ海老)、お決まり一の皿 まぐろ三種(赤身、中とろ、大とろ) 1680円 上品な旨みの「天然本まぐろ」が看板ネタ。他にも福井の甘エビなど地元北陸から届く旬の魚が揃う。米は宮城県のササニシキ

シャリは1日に何度も炊いて仕込み、赤酢を使ってまろやかな旨みと酸味に仕上げているとか。他にもお決まり4貫のお得な小セット、おまかせ8貫、1貫からのお好みと多種に揃えているので使い勝手もすこぶる良し。しかもネタは全て天然物!

実は江戸末期から続く福井の老舗旅館が原点で、豊洲を中心に北陸の旬魚も随時お目見えするのもうれしい限りである。酒を呼ぶ「さばのへしこ」など思わず反則技でしょ♪と唸るつまみ類も秀逸。サクッと、どころか長っ尻しちゃうかも。

『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』

[住所]グランスタ東京1階
[電話]03-6268-0890
[営業時間]10時~22時 ※日・祝は~21時半(三連休の場合は変動あり)
[休日]施設に準ずる
[交通]丸の内中央口から徒歩3分

【江戸前】『江戸切り 助六そば江戸切り ぬる燗佐藤』

のど越しのいい細めの蕎麦と大エビの天ぷらで江戸前を楽しむ

江戸を代表する味、蕎麦と天ぷらを楽しみたいならこの店へどうぞ。人気メニューのひとつ「大海老枡盛りそば」はピンッと背筋が伸びた特大サイズのエビに目が釘付け。全長20cmはあるだろうか。ふわっと軽快な衣の内からプリプリと弾む身が口の中で踊ればもう虜。それが2尾も付くとは(感涙)。

大海老枡盛りそば 2100円

『江戸切り 助六そば江戸切り ぬる燗佐藤』大海老枡盛りそば 2100円 蕎麦は北海道や東北の蕎麦粉をブレンド。のど越しがいい細めが特長だ。大海老の天ぷらは衣の“花”を咲かせた見た目も豪華

食べやすさを考えた細めの蕎麦はツルンとすべるようなのど越しで、カツオやサバ節などのダシが効いたキリッと辛口のツユに付けて手繰れば……江戸の粋な味だねえ。そして忘れちゃいけないのが定番から季節物まで20種ほど揃う日本酒。

天ぷらをつまみにしつつ店長おすすめの飲み比べで一献やれば、コレたまらない。例えば旅の始まりなら勢いが付き、はたまた締めくくりなら疲れも一気に吹き飛ぶはず。もちろん通勤族もちょいと寄って日々楽しめるんだから、東京駅って、うれしいね。

『江戸切り 助六そば江戸切り ぬる燗佐藤』

[住所]グランスタ東京1階
[電話]03-6206-3248
[営業時間]10時~21時半 ※日・祝は~20時半、ランチは10時~15時
[休日]施設に準ずる
[交通]丸の内中央口から徒歩1分

【懐かしの味】『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』

改札内で出合う伝統の味わいに身も心も酔いしれる

銀色の容器にこんもり入った高貴な漆黒に胸が高鳴る。艶やかな白い丘にたっぷりとのせれば、ハヤシライスという洋食の絶景が……ごくり。おいしい景色が目に舌に楽しいこちらは風格ある食堂車両を店内に再現した東京駅のシンボル的なレストラン。かの「北斗星」や「カシオペア」で親しまれた食堂車時代の歴史を受け継ぐ伝統の味が、何と改札内で味わえる。

伝統のスペシャルハヤシライス 2300円(ミニサラダ付き※単品は2100円)

『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』伝統のスペシャルハヤシライス 2300円(ミニサラダ付き※単品は2100円) 厳選した国産牛ロース肉がたっぷり入る。デミグラスソースは長時間煮込んだ奥深い旨み。マスカルポーネチーズを溶かして味わう

冒頭のハヤシライスに使うデミグラスソースは基本を守りながら独自に進化させたもの。肉をソテーした際の焼き汁やバルサミコ酢などを加えてじっくり煮込んだ深い味わいで、国産牛ロース肉&米ひと粒ひと粒に絡まり合うおいしさにうれしさが込み上げてくる。さあ、後は夢中にスプーンを動かすだけ。ロビーカーや個室などゾーンごとに旅気分を演出する店内の空間と共に、ステーションならではの美味の名所を堪能しよう。

『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』

[住所]グランスタ東京地下1階
[電話]03-6256-0583
[営業時間]10時~22時(金~22時半、日・祝~21時半)
[休日]無休
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分

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今、話題の世界の味も楽しめるエリアなのです...
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おとなの週末Web編集部
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