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『米のこじま』 @高円寺

酒の〆に釜炊きのふっくらおにぎり

店内中央で存在感を放つのは、熱を逃がさないようにオーダーした特注羽釜だ。短時間でふっくらと炊き上がったご飯をふわっと軽く握るというおにぎりは、口の中でほろりと崩れる。米の粒感や味わいに浸っているうちに、1合はありそうな特大サイズをあっという間に完食してしまった。

毎日店内で精米しています。鮮度がいいとご飯の味が全然違うんです」とは、店長の生明和敏さん。

おにぎり(すじこ 550円、漬け卵黄 550円)

『米のこじま』おにぎり(手前:すじこ 550円、奥:漬け卵黄 550円) 米マイスターが厳選した長岡のコシヒカリをメインに使用。ランチは2個550円でテイクアウトできる

夜は系列店のある高知や八戸などから届く旬の魚も自慢だ。食べ応えのある肉料理のほか、少しずつ頼める酒のアテも豊富で、蕎麦前ならぬ“おにぎり前”のような感覚で楽しめそう。

おかずにご飯やみそ汁のセットを付けて定食にもできるので、食事使いができるのもありがたい。

『米のこじま』

[住所]東京都杉並区高円寺南3-70-2 高円寺マシタ
[電話]03-3336-7771
[営業時間]11時~14時LO、17時~23時LO
[休日]無休
[交通]JR中央線ほか高円寺駅南口から徒歩2分

『呑家(旧アオギリ)』 @学芸大学

人気酒場の焼きおにぎりは酒が進んで仕方ない

壁一面に並んだ短冊メニューに大興奮。九州から毎日届く朝獲れの新鮮な魚介やオーダー後に焼いてくれるホカホカのダシ巻き玉子など和洋中と何でもごされ。「なるべく安くて旨いつまみを。たくさんの選択肢から好きに選んで楽しんで!」という店の想いがビシバシ伝わってくるようだ。

同じ食材でも調理のアレンジを変えてバラエティに富んだ味と品数を提供するよう心掛けているとか。

ウニ焼きおにぎり 1個352円

『呑家(旧アオギリ)』ウニ焼きおにぎり 1個352円 カツオ節と醤油の香ばしいご飯とウニの風味が合う。〆でなく最初に頼んで食事として楽しむ人もいるとか

さーて、品書きをぐるりと見渡せばありましたよ、ひと味違う「ウニ焼きおにぎり」が。カツオ節&醤油味の混ぜご飯の三角に燦然と輝くウニペーストが何とも眩しい。焦げ目の香ばしさと磯の香りのシンプルな組み合わせは〆もいいけど酒の肴にもなる訳で。つまり……日本酒お替わり!

『呑家(旧アオギリ)』

[住所]東京都目黒区鷹番2-20-19 そしある学芸大学1階
[電話]03-6452-3500
[営業時間]18時半~翌1時半
[休日]無休(年末年始は休み)
[交通]東急東横線学芸大学駅東口から徒歩2分

撮影/鵜澤昭彦(ろばた結)、西崎進也(夜山太郎)、浅沼ノア(米のこじま、呑家)、取材/肥田木奈々(ろばた結、夜山太郎、呑家)、井島加恵(米のこじま)

2024年4月号

※2024年4月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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