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【ロールキャベツ弁当】『洋食ビストロ 夕凪』 @神楽坂

優しく広がる甘みとコクで口福に満ちる

とろっと煮込んだキャベツの層から現れる肉汁をたっぷり含んだミンチ肉。甘みとコクがじゅわりと広がる優しい風情で、やっぱりロールキャベツは幸せの味だ。

これを看板に据えるのが神楽坂の、とは言っても繁華街ではなく、住宅街の路地奥に佇む店で、店主・鎌田さんが丁寧に手間をかけた洋食を昼は定食で、夜はビールやワインのお供として楽しめる

夕凪のロールキャベツ 1350円

『洋食ビストロ 夕凪』夕凪のロールキャベツ 1350円 挽き肉に賽の目状のブロックを混ぜ込み、煮込んでも力強いコクと肉感を残す。トマトの甘みや酸味をいかしたシンプルなソースも抜群だ

ポークジンジャーもテイクアウトで人気の品で、塩ときび砂糖で2日間マリネした豚肉は、冷めても柔らかくしっとり。自家製ダシ醤油の旨みから生姜の鮮やかな香りも広がって、もうご飯が止まらない。

【イートインならこれをぜひ!】こだわりピラフのオムライス&煮込みポーク 1350円

『洋食ビストロ 夕凪』こだわりピラフのオムライス&煮込みポーク 1350円 ご飯は自家製ベーコン入りのターメリックピラフで玉子の甘みから香りがふわり。とろっと煮込んだ豚バラをトッピング
『洋食ビストロ 夕凪』

[住所]東京都新宿区矢来町43
[電話]03-6874-5015
[営業時間]11時半~15時半(15時LO)、17時~21時(20時LO)
[休日]火
[交通]地下鉄東西線神楽坂駅2番出口から徒歩3分
[テイクアウト情報]電話予約可、当日注文可、デリバリーあり

【焼肉弁当】『肉の田じま』 @清澄白河

肉の質で勝負!卸が本気で作る“名弁当”

戦後、肉の卸からスタートし、焼肉店を始めてから約半世紀の老舗だ。社長が目利きして芝浦市場の競りで一頭買いする黒毛和牛の雌牛や松阪牛など、とりわけ質の高い牛肉がメニューに並ぶ。

それは弁当も然りで、長年受け継いだ自慢のタレをまとった上カルビにかぶりつけば、にじむ脂の上品な甘みと力強い旨みに思わず頬が緩み、白飯へと一直線。

黒毛和牛上カルビ弁当 2100円

『肉の田じま』黒毛和牛上カルビ弁当 2100円 店で出す上カルビと同様の肉を使う。まろやかなコクのあるタレが牛肉の旨みをぐっと膨らませる

さらに副菜類も彩り豊かで、季節の焼野菜に3種のナムル、自家製の白菜キムチにオイキムチと箱に入るすべての布陣が弁当としての完成度を高めてくれている。食べ終えてもなお口福の余韻が続く“名弁当”だ。

【イートインならこれをぜひ!】黒毛和牛四種盛り 4380円

『肉の田じま』黒毛和牛四種盛り 4380円 一頭買いのためその時々で部位は変わるが、黒毛和牛の中でも特に上質な中落ちカルビと希少部位3種が入る。芳醇なコクと甘みに感動!
『肉の田じま』

[住所]東京都江東区扇橋1-4-1 肉の田じま2階
[電話]03-3699-8929
[営業時間]11時~23時(22時半LO)
[休日]月(祝は営業、翌火休)
[交通]地下鉄半蔵門線ほか清澄白河駅B2出口から徒歩11分
[テイクアウト情報]電話予約可、当日注文可、デリバリーなし

撮影/高井潤(香味屋)、小島昇(銀座伴助、新世界菜館、トーキョーアジフライ、ひむか食堂、夕凪)、石井明和(とんかつ大希、肉の田じま)、取材/菜々山いく子

2024年4月号

※2024年4月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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