×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

もはや手に入れるのは無理!?

写真は1.5Lエンジン搭載車。1.6L搭載車よりも人気がなかったため中古車マーケットにもほとんど出てこない

結婚、転職もそうだが、クルマ購入もタイミングが非常に大事。2回も絶好機を逃してきた私だが、MR2には未練があり、購入の機会を狙っていた。過去形になっているのは、中古価格の高騰により購入意欲がなくなったからだ。

2020年頃から20世紀のジャパニーズスポーツカーの中古車相場が爆上がりしていて、MR2も例外ではない。MR2は初代、2代目とも高騰していて、初代MR2は200万円を切るモデルはほとんどなく、500万円近いクルマも出現しているほど。2010年代に50万円出せば手に入れられたのを知っている身としては、絶対買わない、というか買えない。古いクルマに価値が出るのはわかるが、そこまでの価値があるとは私には思えない。

欲しい気持ちはやまやまながら、この先高値安定はあっても相場が下がるとは考えにくいから、私が初代MR2を手に入れるのは絶望的状況だ。性格的に滅多に後悔しないが、初代MR2に関しては2010年頃に買っておけばと心底後悔している。

まぁ、この先何が起こるかわからないため、完全に諦めたわけじゃない。うれしいハプニングに期待していよう!!

小股の切れ上がった、という表現がピッタリの初代MR2。中古車は高騰して高値安定で誰もが手軽に買えるクルマではなくなったのが残念

【初代(AW11型)MR2 G-Limited主要諸元】
全長3925×全幅1665×全高1250mm
ホイールベース:2320mm
車重:950kg
エンジン:1587cc、直列4気筒DOHC
最高出力:130ps/6600rpm
最大トルク:15.2kgm/5200rpm
価格:179万5000円(5MT)

【豆知識】
2代目MR2は1989年10月デビューし、1999年まで販売された。型式は初代のAW11に対しSW20。ミドシップスポーツというコンセプトは初代を踏襲するが、全長4170×全幅1695×全高1235mmと大型化され、エンジンも2Lに排気量アップ(NAとターボ)。最初期モデルは酷評されたが、改良を重ね本格的なミドシップスポーツに成長。初代とは対照的な流麗なエクステリアデザインも人気となった要因だ。

初代とは対照的な洗練されたデザインが与えられた2代目MR2。細かく手を入れて改良を繰り返し、1989~1999年までの間にI型からV型まで存在する

市原信幸
1966年、広島県生まれのかに座。この世代の例にもれず小学生の時に池沢早人師(旧ペンネームは池沢さとし)先生の漫画『サーキットの狼』(『週刊少年ジャンプ』に1975~1979年連載)に端を発するスーパーカーブームを経験。ブームが去った後もクルマ濃度は薄まるどころか増すばかり。大学入学時に上京し、新卒で三推社(現講談社ビーシー)に入社。以後、30年近く『ベストカー』の編集に携わる。

写真/TOYOTA、ベストカー

icon-gallery
icon-prev 1 2 3
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

市原 信幸
市原 信幸

市原 信幸

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。5月15日発売の6月号では、「うまくてエモい!…