“揚げ”はもちろん、“焼き”に“つけ”まで!?「カレーパン」が美味しいパン屋さん厳選7軒

どのパンもおいしいんです。でも、今回は『おとなの週末』スタッフたちが「カレーパン」が食べたいとなったら真っ先に思い付くパン屋さんを集めました。近くに出かけたらぜひ、いえ、わざわざ買いに行ってみてほしい美味揃いです。香ばしく揚げられたパンの中に後引く辛さ、旨さのカレーがギュッと詰められたカレーパン。食事にもおやつにもぴったりでファンも多い。焼き、つけと変わったカレーパンまで揃えました。

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どのパンもおいしいんです。でも、今回は『おとなの週末』スタッフたちが「カレーパン」が食べたいとなったら真っ先に思い付くパン屋さんを集めました。近くに出かけたらぜひ、いえ、わざわざ買いに行ってみてほしい美味揃いです。香ばしく揚げられたパンの中に後引く辛さ、旨さのカレーがギュッと詰められたカレーパン。食事にもおやつにもぴったりでファンも多い。焼き、つけと変わったカレーパンまで揃えました。

『トーホーベーカリー』 @吉祥寺

創業73年という長い歴史を受け継ぎながら、店の内装やパンの種類、味わいは時代に合わせて変化。

大人気の「自家製サクサクカレーパン」も、3代目・松井成和さんが生み出したもの。サクサクという音が響く軽快な歯触りで、噛み締めるともっちりしっとり。中のカレーは辛さより野菜や肉の深~い旨みが際立っている

自家製サクサクカレーパン 270円

『トーホーベーカリー』自家製サクサクカレーパン 270円 カレーはスパイスの配合から行い、肉もゴロゴロ入れている。サクサク食感のポイントは、ローストしたパン粉を使い、特許取得済みの油切れのいい特殊な油で揚げることだとか

また、季節のフェアやイベント、記念日に合わせた割引などが行われ、週1ペースで新しいパンも登場するなど「ここに来れば間違いない」と思える魅力に満ちていて、つい通ってしまうのだ。

【コレも食べて!お店のおすすめパン】GOLD塩バターロール 156円

『トーホーベーカリー』GOLD塩バターロール 156円

生地に巻き込んだバタ―が窯の中で溶け出し、底は揚げているような状態になってカリカリ食感に。口中でじゅわっと溢れるバターのジューシーさもたまらない。※この商品のみお取り寄せ不可

『トーホーベーカリー』

[住所]東京都三鷹市下連雀1-9-19
[電話]0422-43-6311
[営業時間]7時~18時
[休日]日・祝、第3月
[交通]JR中央線ほか吉祥寺駅からバスで約5分

『グリーンフィールド』 @亀有

金・土・日の週末のみの営業もあって、6時半の開店と同時に来客が始まる。

食パンをはじめどのパンも人気だが、1日限定20食の「つけカレーパン」は多くの人が狙う逸品。カレーと丸パンが別となっており、パンをちぎってカレーにつけて食べるのだ。

カレーはスパイシーで丸パンはほんのりした甘さ。互いの旨さを引き立て合い、文字通り食べる手が止まらない。傑作なり!

つけカレーパン 280円

『グリーンフィールド』つけカレーパン 280円 この日のカレーはバターチキン(週によって変わる)。バターのコク、香辛料の刺激が絡まり合い、カレーだけでも十分美味。丸パンにたっぷり絡ませてから頬張って。予約して取り置いてもらうことも可能

【コレも食べて!お店のおすすめパン】ミックスベリークリームパン 160円

『グリーンフィールド』ミックスベリークリームパン 160円

キューブ型のパンの中には、ベリーを混ぜ込み穏やかな甘酸っぱさに仕上げたクリームが。約5センチという大きさだが、食べ応えは抜群。年配から子供まで広く愛されている

『グリーンフィールド』

[住所]東京都足立区東和2-18-9
[電話]080-4323-0338
[営業時間]6時半~16時 ※売り切れ次第終了
[休日]月~木
[交通]JR常磐線亀有駅北口から徒歩6分

『ごちそうパンベーカリー花火』 @錦糸町

ひとつの料理と見立てた“ごちそうパン”は、少量ずつ複数回焼くので常に焼きたてが並ぶ。その中のひとつ、カレーパンは平日で約100個、週末だと150個ほどが売れる人気No.1

「先日、店の前で地元のお子さんが『ここのパン、おいしいんだよ』とお友だちに話していたのがうれしくて」と店主は目を細める。オープンから2年超、確実に町に根づいたパン屋さんとして成長中だ。

無敵のカレーパン 270円

『ごちそうパンベーカリー花火』無敵のカレーパン 270円 スパイスを自家焙煎し、クミンやカルダモンなどがしっかり香るカレーパン。超粗挽きにした豚肉と野菜の存在感も魅力的。自家製パン粉を使い揚げたザクザク食感ともちふわの生地のコントラストが素晴らしい

【コレも食べて!お店のおすすめパン】焼きそばパン 270円

『ごちそうパンベーカリー花火』焼きそばパン 270円

ふわふわパンの上に焼きそばがどっさり。挽き肉とシャキシャキキャベツがたっぷりかつ甘めのソースで仕上げられているからこそ、紅生姜のアクセントがいい塩梅。おやつではなく食事として食べたいボリューム感だ

『ごちそうパンベーカリー花火』

[住所]東京都墨田区亀沢4-8-5
[電話]03-6284-1825
[営業時間]7時半~18時
[休日]火
[交通]JR総武線錦糸町駅北口から徒歩9分

『やさしいパンのお店 PINO』 @国領

「毎日食べたい」「毎日行きたい」がテーマ。国産小麦のみを使用し無添加で仕上げるパン生地。パンは少量を何度も焼き、できるだけ焼きたてを楽しんでもらう。天然酵母のパンも用意するなどこだわりが詰まる。

カレーパンは焼き。軽やかでむっちりした生地の中は程よくスパイシーなカレーで、頬張れば生地からは小麦の香りと甘み、カレーからは辛みとコクとが広がり互いを引き立て合う

焼きカレーパン(中辛口) 205円

『やさしいパンのお店 PINO』焼きカレーパン(中辛口) 205円 生地にオリーブオイルをかけてから焼き上げるので、密度が高いながら、軽やかな仕上がりになっている。パン粉の香ばしさ、食感も心地よいアクセントだ。また、辛さを抑えた子ども向けの甘口も用意してくれているのもうれしい限り

【コレも食べて!お店のおすすめパン】クリームパン 194円

『やさしいパンのお店 PINO』クリームパン 194円

店の人気No.1商品。府中市の養鶏場から届く濃い味わい卵を使い、毎日仕込むカスタードをたっぷりと詰め込んだ。クリームの甘み、コクとしっとりした生地が上品な食べ心地を演出している

『やさしいパンのお店 PINO』

[住所]東京都調布市国領町4-46-17
[電話]042-441-7688
[営業時間]8時~19時
[休日]月・火
[交通]京王線国領駅から徒歩5分

『ベーカリーモグモグ』 @西巣鴨

パン作りの奥深さに魅了された店主が1989年にオープンした、路地裏の実力店。自家製酵母やタネを使った「みんなが笑顔になるパン」を独学で目指し、試行錯誤した手作りパンが並ぶ。

毎日食べてほしいからと低価格での提供にこだわっていて、ご近所の方が、めちゃめちゃ羨ましい。クルトン状の衣のザクザク感がたまらないカレーパンは惣菜パンで一番人気となっている。

モグモグカレーパン 190円

『ベーカリーモグモグ』モグモグカレーパン 190円 食べる直前に包み紙のまま10秒レンジアップして揚げたてに近づけて食べるべし。カレーは子どもでも食べられるよう辛さは控えめだが、肉屋から仕入れた粗めの合挽き肉がたっぷり入り、食べ応えがあって満足度は高い

【コレも食べて!お店のおすすめパン】バゲット 330円

『ベーカリーモグモグ』バゲット 330円

日本在住のフランス人が「東京で一番おいしい」と何本も買い、たまらず店の外でかぶりつくというのがこの「バゲット」。表面バリッで中はしっとり。噛むほどに重厚な旨みと小麦の香りが口の中で弾ける

『ベーカリーモグモグ』

[住所]東京都北区滝野川5-10-11
[電話]03-3916-8738
[営業時間]7時〜19時
[休日]日
[交通]都営三田線西巣鴨駅A2出口から徒歩6分

『ブロートヴァルム』 @中板橋

大手のパン屋さんで活躍したあと地元で開店したのが平成9(1997)年。最初は得意なデニッシュなども手がけていたが、徐々に地域の人が喜ぶパンを中心に据えることで愛される存在に。

カレーパンは揚げと焼きの2種類を用意している。中のカレーがともかくスパイシー。香辛料の香りがしっかりしていて、辛いけど旨い本格派だ。これと少し甘いパン生地とのコントラスト、バランスがとてもいい。

焼きカレーパン 150円

『ブロートヴァルム』焼きカレーパン 150円 揚げと焼きどちらも旨いが、こちらは焼きの方。スパイシーなカレーはもちろん、生地表面のザクッとしたパン粉の食感もいい。さり気なく上に乗ったフライドオニオンとチーズとバジルも◎。ちなみにこちら、小柳ルミ子さん御用達店でもあります

【コレも食べて!お店のおすすめパン】くるみパン 200円

『ブロートヴァルム』くるみパン 200円

こんがりした焼き色に、両手のひらにしっかりのる大きさ。中にはくるみがいっぱい。そのナッティな風味と食感、それと少し甘めで柔らかな生地の相性が抜群だ!

『ブロートヴァルム』

[住所]東京都板橋区弥生町17-3
[電話]03-3958-1155
[営業時間]6時~13時半頃
[休日]日・祝
[交通]東武東上線中板橋駅から徒歩10分

『サカエヤベーカリー』 @西馬込

麻布で創業したのは確かだが「いつ始めたかはわからない」とは、3代目の西岡健太郎さん。町のパン屋さんでは珍しい夜10時までの営業時間は、商店街が夜まで賑わっていた名残だ。

菓子パンや惣菜パン、焼菓子といったラインナップはそのままに、卵・乳製品を不使用にするなど、時代に合わせてシフトチェンジ。変わらないまま変わる、サカエヤスタイルで新規客も取り込んでいる。

半熟卵カレーパン[辛口] 220円

『サカエヤベーカリー』半熟卵カレーパン[辛口] 220円 独自性あふれるカレーパンは、ガブッとやれば黄身がとろ〜り。舌がひりつくほど辛いカレーをまろやかにしてくれる。断面を見ると卵の上にカレーが。黄身まで火が通らないよう蓋の役目を果たしているのだろう

【コレも食べて!お店のおすすめパン】コアラパン 180円

『サカエヤベーカリー』コアラパン 180円

陳列棚の一番低い位置を占めるのが、キャラクターパン。店外からも見え、道行く子どもたちが熱視線を送っている。「コアラパン」は、頭にカスタード、腹にはチョコが入る2色パン

『サカエヤベーカリー』

[住所]東京都大田区西馬込2-3-11
[電話]03-3777-3085
[営業時間]9時半〜22時
[休日]木
[交通]都営浅草線西馬込駅西口から徒歩6分

撮影/鵜澤昭彦(トーホー、グリーンフィールド、PINO)、小島昇(ごちそうパンベーカリー花火、ベーカリーモグモグ、ブロートヴァルム、サカエヤベーカリー)、取材/井島加恵(トーホー)、編集部(グリーンフィールド、PINO、サカエヤベーカリー)、市村幸妙(ベーカリー花火、ベーカリーモグモグ)、池田一郎(ブロートヴァルム)

2024年6月号

※2024年6月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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