発酵バターのコクを感じる奥深い味わいのチキンカレー
「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとバターのチキンカレー」は、生クリームや発酵バター、4時間煮込んだタマネギのコクと濃厚なバナナの風味がマッチし、やわらかなチキンがごろごろ入っている。15種のスパイスも程よくスパイシーで、あと引くおいしさだ。
材料の20%が果実!口いっぱいに甘みが広がるフルーツカレー
少し変わった味わいを楽しみたい人には、「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとナッツのフルーツカレー」がいちおし。フルーツが材料の20%も占めているという。
バナナのほかにマンゴー・キウイなどが入っており、口の中に広がるフルーティーな香りと味わいがクセになる。カシューナッツペーストのまろやかな風味も組み合わさり、唯一無二のカレーとなっている。
「フルーツカレーは、さまざまな理由で動物性の食材が食べられない海外の方にも気軽に手をとってほしいという想いをこめて作りました。動物性原料を極力使用せず、植物性原料を積極的に使用したプラントベースドカレーとなっています」(山中さん)
一皿で3回楽しめる“あいがけ”がおすすめ
因みに2種のカレーは“あいがけ”にして食べるのがおすすめなのだとか。筆者も実際にその盛り付けで実食してみたが、バターのコクやチキンのうまみを感じるカレーと、軽やかでフルーティーなカレーのコントラストが何とも心地よく、飽きずに味わえた。最後に2種を一緒に口に含めば、一皿で3度おいしいので、ぜひ一度試してみてほしい。
新発想の2種のカレーは、東京手土産の新たな形としてこれから広まっていくだろう。国内外の客にどんな形で受け入れられていくのか、これから楽しみだ。
■「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとバターのチキンカレー」
■「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとナッツのフルーツカレー」
[価格]各734円
[発売日]2024年6月1日
※東名高速道路のサービスエリア「EXPASA(エクスパーサ)海老名(下り)」では2024年4月23日から先行販売
[販売店]東京ばな奈s(JR東京駅八重洲地下中央口改札外)、EXPASA海老名(下り)、SASTAR 1(サスター ワン)東京ばな奈コーナー、成田空港、JR東京駅、羽田空港第3ターミナルほか
※その他の東京ばな奈店舗や不定期の催事にて販売
※空港の一部国際線店舗では「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとナッツのフルーツカレー」1種類のみの販売
文・写真/中村友美
フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験後、現在に至る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを開始し、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。趣味は日本全国の商店建築巡り。