美味しいアサイーの選び方 アサイーの実は、約95%が硬い種で占められていて食べられる果肉は約5%ほど。水分の含有量も少ないため、ブルーベリーのようにそのまま食べることはせず、収穫後に搾汁されてしまいます。そのため、冷凍の…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
■甘くてジューシー
正解:アサイー
難易度:★★★★★
すべて輸入品です
アサイーは見た目はブルーベリーに似ていますが、ベリー種ではなくヤシ科の植物です。原産地は、ブラジルのアマゾンといわれています。
20m超の高さにも生長し、短冊状の葉は最大で2mにもなります。幹の節からブルーベリーよりひと回り大きい黒紫色の果実をつけたほうき状の房が垂れ下がります。
旬の時期は7月から12月。この時期に収穫されたものがもっとも栄養価が高いといわれています。
しかし、日本の気候では栽培が難しいため、国内では栽培されていません。そのため、国内で流通しているアサイーはほぼすべてがブラジルからの輸入品となっています。
甘みや酸味はほとんどなく、わずかに渋みがあって、オリーブのような香りがあることが特徴です。渋みの素はポリフェノールの一種であるアントシアニン。舌で感じるほど豊富に含まれていることからも、アサイーがスーパーフードと称されている理由がわかりますね。
アサイーは収穫してから24時間以内に加工しないと酸化が進んで劣化してしまうため、残念ながら日本では生の実を食べることはできません。そのため、国内で流通しているのは、冷凍品やジュースなどの加工品です。
アサイーが日本で知られるようになったきっかけともいえるのが、「アサイーボウル」。アサイーに牛乳や豆乳を加えて作ったスムージーに、グラノーラやナッツ、フルーツなどをトッピングしたブラジル発祥のスイーツです。
美味しいアサイーの選び方
アサイーの実は、約95%が硬い種で占められていて食べられる果肉は約5%ほど。水分の含有量も少ないため、ブルーベリーのようにそのまま食べることはせず、収穫後に搾汁されてしまいます。そのため、冷凍のアサイーはピューレタイプとなっています。
ほかにパウダータイプのものなども販売されています。
アサイーの注目栄養素
ポリフェノールの一種であるアントシアニンや鉄分、ビタミンEなど、強い抗酸化力をもつ成分が豊富に含まれていることが注目ポイントです。
アサイーに含まれる鉄分はほうれん草の約2倍、ポリフェノールは赤ワインの約30倍といわれています。
ほかにも、カルシウム、葉酸、ビタミンC、食物繊維など、美と健康に欠かせない栄養素が凝縮されています。「スーパーフード」や「スーパーフルーツ」と称えられていることも納得ですね。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。