全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・神谷町の中華料理店『華都飯店(シャトーハンテン)』です。
一瞬のひらめきから生まれた、歴史的なベストセラー
名品とはどんなきっかけで生まれるかわからないものである。「カニ肉入りアボカドスープ」は、30余年前、テレビ番組『料理の鉄人』にて先代の料理長が即興で作ったことから世に出た。
創業1965年、半世紀を超えて愛される『華都飯店』は、中国出身の料理研究家・馬遅伯昌(マーチーハクショウ)さんが開いた。この店の料理は贅沢な食材を惜しみなく使い、食べる人の体を労わる配慮も忘れない。
カニ肉入りアボカドスープ「珊瑚ランチ」 3500円より
名物は発酵白菜を使った真冬の「酸菜火鍋」だが、今や「カニ肉入りアボカドスープ」も伝説の一品となっている。「毎朝、新鮮なアボカドをむくところから始まります」と話すのは料理長の花井さん。
鶏や豚から丁寧にとった清湯、アボカドのとろりとしたコク、ほのかな青い香りの中に蟹の旨みがじんわりと広がる。
単品でも注文できるが、ランチコースにも入っているというからありがたや(笑)。
神谷町『華都飯店(シャトーハンテン)』
[住所]東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー地下2階(しいのき坂沿い)
[電話]03-3587-9111
[営業時間]火鍋シーズン1〜3月:11時半~13時LO、17時半~20時LO(土・日・祝の夜は17時~19時半LO)
[休日]GW、お盆
[交通]地下鉄日比谷線神谷町駅2番出口から徒歩5分
▶おとなの週末2024年8月号は「日本の夏、うなぎの夏」
撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
※2024年3月号発売時点の情報です。
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