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京都人が日常で立ち寄るカフェで過ごす

「そうだ京都、行こう。」のCMでは素敵なカフェに佇む女優の安藤サクラさんの姿も。今回のプレスツアーではロケ地となった「カフェ・ドン バイ スフェラ」も訪れた。緑豊かな遊歩道を歩いてたどりつく、あのおしゃれなカフェだ。場所は祇園四条の北にある鴨川沿い。このあたりなら何度も通ったことがあるのに、こんな静かな遊歩道があるのは気づかなかった!あの映像通り、緑に囲まれたテラス席もある。

「スフェラ」は2001年、京都で生まれた多面的な文化発信を行うブランド。実はこのビルの1階と2階にはインテリアショップやギャラリーが入っていて、0階にあたるこのカフェはその系列なのだそう。「スフェラ」がセレクトしたアートや家具などを体感するための空間でもあり、食器もすべてショップのオリジナル。洋菓子にも和菓子にも使えそうな菓子皿はモダンで、買えるお値段(これ、京都では重要!)。上生菓子をさっと切れる黒文字も使い勝手がよく、自宅でのお茶時間用に即、購入。

インテリアショップ「スフェラ」にはカフェで使われている椅子や食器なども販売

引き立ての豆をハンドドリップで淹れてくれるコーヒーの奥深さや、点(た)ててくれるお薄(うす)の味わいに、心がほぐされていく。ああ、また癒された。行列のできる京都グルメではなく、京都人がプライベートで訪れるような名店はたくさんある。それを探り当てるのも、京都散策の楽しさだ。

予約しないと入店できない京都の名店「嘯月(しょうげつ)」の上生菓子を抹茶と共に

朝の散歩や心地いいカフェで過ごし、暮らすような京都滞在で癒されよう。

文・写真/間庭典子
まにわ・のりこ。東京都杉並区出身。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)退社後、米ニューヨークを拠点に活動。帰国後はフリーライターとして情報を発信。全国各地の宿、インテリア誌では200軒以上の住宅を取材するなど、旅芸人なみのフットワークを誇る。仕事柄、ラグジュアリー系リゾート体験も豊富だが、「青春18きっぷ」を使って旅する“18きっぱー”でもあり、JRのほぼ全路線制覇。地の酒、肴を味わえる居酒屋や市場めし、ひなびた湯治場を巡るのも大好き。

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間庭典子
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