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全メニューで冷OK、秋葉原『二葉』

引き戸を開けた瞬間、ぷぅんと鼻先に漂ってきたのはカツオダシの何とも言えない良い香り。

カウンターの中では白衣をパリッと着こなした職人さんが無駄のない動きで客の注文に応じている。諸説あるものの、ここが東京最古の立ち食い蕎麦屋と言われている店なのだ。

少し珍しいのが、全メニューを冷やにできること。

『そば処 二葉』アサリかき揚げそば 蕎麦は創業当時から変わらぬ仕入先で、モチモチとした食感。大粒のアサリを使用したかき揚げも抜群

お願いすると蕎麦を釜に放ち、水道水で洗った後、さらに氷水で締めてからツユを注いでお釣りと共に目の前にトン。その間なんと30秒~1分弱というスピードだ。

関東らしく、かえしを効かせた濃い口の汁にすすり心地の良い長めでモチっとした麺が、冷たさと共に胃に落ちて行く。胡麻油ブレンドで香ばしく揚げた天ぷらやかき揚げなど、好みの具材をトッピングして、さあ召し上がれ!

……つづく<つめたい「夏のうどん」が衝撃すぎる…極太、のど越し、つゆまでゴクゴク飲み干したい《ベスト5店》覆面調査隊が行った>でも、猛暑にぴったりのつめたい麺を紹介します。

『おとなの週末』2023年8月号より(本記事は発売時点の情報です)

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おとなの週末Web編集部
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