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量だけでなく、質の違ううなぎを提供「ブランドうなぎ」

中には、量の違いだけでなく、質の違ううなぎを使っている店もあります。質の違ううなぎとは、天然うなぎやブランドうなぎです。そういう場合はお値段も通常のうな重より高めですからメニューを見れば一目瞭然です。

ブランドうなぎとは、飼育環境や餌を研究して育てられた特別なうなぎです。東京都内でブランドうなぎが食べられる店といえば、「入谷鬼子母神門前のだや」(東京都台東区下谷)。その日の入荷次第ではあるものの、「幻の鰻 共水(きょうすい)」「匠の鰻 兼光(かねみつ)」「日向鰻 和匠(わしょう)」「葵(あおい)うなぎ」など常時何種類か用意されています。

歴史ある有名ブランドうなぎの一つ、静岡県焼津市にある養鰻場共水の「共水」。1年半から2年かけて育てるため、うま味とパワーが感じられる=「入谷鬼子母神門前のだや」

ブランドうなぎという概念は15~16年前からあり、背景には、資源の問題が大きく関わっています。良質なうなぎを年間通して安定して供給するため、また、大きく育てて1匹から2人前とって大事に使う、といった目的もあります。

愛知県の新しいブランドうなぎ「葵うなぎ」。餌に混ぜた大豆イソフラボンの効果でふっくらやさしい味=「入谷鬼子母神門前のだや」

「鰻 北白川」
[住所]東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル 1F
[電話]03-6206-7476
[営業時間]11時~21時半LO20時[休日]不定休
[交通]地下鉄半蔵門線・有楽町線・南北線永田駅3番出口からすぐ
https://unakita.jp
※2024年7月25日~8月4日の「丑の間」と8月6日~18日の「丑の後」は鰻重、せいろ蒸しのいずれか2点を注文の方に白焼半身を提供

「鰻 北白川」

「入谷鬼子母神門前のだや」
[住所]東京都台東区下谷2‐3‐1
[電話]03-3872-0517
[営業時間]11:00~13:30(L.O.)17:30~19:00(L.O.)(売切れ仕舞いあり)
[休日]月曜、祝日の場合は翌火曜
[交通]地下鉄日比谷線入谷駅2番出口から徒歩1分 JR山手線・京浜東北線鶯谷駅から徒歩5分
http://www.at-ml.jp/67764
※川魚専門の料理人の団体「野田屋東庖会(とうほうかい)」の代表が店主を務める「のだや」。常時数種類のブランドうなぎが食べられる

「入谷鬼子母神門前のだや」
うなぎガイド決定版!あらゆる角度からうなぎを解説した、高城久・著『読めばもっとおいしくなる うなぎ大全』(1650円)は講談社より好評発売中!
著者の高城久さん

高城久(たかしろ・ひさし)
うなぎ愛好家。己書家(おのれしょか)。1962年、東京都生まれ。千葉県柏市で、「柏長生館高城整復院」を営む傍ら、うなぎ好きが高じて2004年から、うなぎ屋さん応援サイト「うなぎ大好きドットコム」を運営。夏のうなぎシーズンには、テレビやラジオの出演や雑誌などの原稿依頼を多数こなす。TBS系人気番組『マツコの知らない世界』に異例の2回出演。名古屋のうなぎ専門店「炭焼きの店 うな豊」で見た「うなぎ昇り」の己書(自分の思うままに筆を走らせて表現する「書」)に魅せられ、師範を取得。うなぎと己書で笑顔を広めるため活動中。
「うなぎ大好きドットコム」https://unagi-daisuki.com/
「都道府県別うなぎ屋さんレポート」https://unagi-daisuki.com/eelshop_prefecture
「うなぎ大好きチャンネル」https://www.youtube.com/@eellove

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おとなの週末Web編集部
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