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多国籍都市TOKYOならではの朝メシはエキサイティング!

朝の習慣は人それぞれ。ましてや国が変われば、食べるものも食のスタイルも違ってくる。だから、海外を旅すると朝飯が楽しみ。その空気感ごとその場所に溶け込める気がするから。単純に好奇心もあるけれど。

そんなわけで世界のモーニング紀行。世界一周!?なら一番いいんだけど、今回は東京でアレコレ世界の朝メシを巡ってみたぞ。やっぱ楽しい。

最初はここ数年何かと人気の高い台湾だ。飯田橋にある『ワナマナ』へ。ご存知かどうか知らないが、台湾と言えば外食文化。朝食も外で食べる人が圧倒的なのだ。で、台湾朝飯の特徴といえばやさしくヘルシーな味わいだ。

おすすめは鹹豆漿(シエンドウジャン)なる台湾式豆乳スープ。ほのかに酸味を感じるふわトロ食感が沁みる。蛋餅(ダンビン)も欠かせないな。台湾式クレープと言われモチモチ生地で中に卵などが入る。「早餐(ザオツァン)セット」で楽しむべし。

『wanna manna(ワナマナ)飯田橋サクラテラス店』早餐セット:鹹豆漿と蛋餅セット 1380円の一部

『wanna manna(ワナマナ)飯田橋サクラテラス店』早餐セット:鹹豆漿と蛋餅セット 1380円の一部

お次はマレーシアだ。東南アジアといえば麺文化。各地に個性的な麺があるが向かったのは下北沢の『圧延ジャパンミー』だ。ここにはクアラルンプールのお店発祥の「ドライ・チリ・パンミー」という汁なし混ぜ麺を日本の素材でアレンジした麺があって、朝5時からいただける。

丼底のタレと混ぜ合わせながら食べると、干しエビやジャコの風味、少し甘くピリ辛なソースと自家製の平打ち麺がモチリと絡んでいいなあ、コレ!

『圧延・ジャパンミー』オリジナル・ジャパンミー[平麺(大)] 700円

『圧延・ジャパンミー』オリジナル・ジャパンミー[平麺(大)] 700円

次は目黒の『ロカール』が土・日に提供しているブランチへ。ここはアメリカ、といってもファストフード文化ではない、むしろ真逆、カリフォルニアのファーム・トゥ・テーブルの精神にのっとったレストランだ。

日本の小さな農家や生産者から直接買い付けた素材を使った料理。ハード系のパンの上によく熟したアボカドがふんだんにのったタルティーヌ。とろりと卵を崩しつつ、北アフリカのスパイス・デュカが効いている。

『LOCALE(ロカール)』アボカドのタルティーヌ、デュカ 1400円

『LOCALE(ロカール)』アボカドのタルティーヌ、デュカ 1400円

さて最後はメキシコだ。メキシコといえばやっぱりタコス!?なんだが、ここ三軒茶屋の『ロス・タコス・アスーレス』のそれはふた味違う。メキシコ在来種のとうもろこしから作るトルティーヤ生地はダークブルー。

『ロス・タコス・アスーレス』タコス 450円〜 カルニータス(クラシック)

『ロス・タコス・アスーレス』タコス 450円〜 カルニータス(クラシック)

これを1枚1枚目の前で焼き上げていく。具材もシンプルなアボカドから、おかひじき、短角牛のバルバッコア……とバラエティ豊かで何やら楽し過ぎる!朝からメスカルを合わせたくなるのが危険だけど……。

撮影/鵜澤昭彦、取材/池田一郎

2024年7月号

※2024年7月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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