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日本とイギリスの文化のミックス

まさにマイクロな手造りの蒸留所。そこでマークさんが造るジンのコンセプトは、日本とイギリスの文化のミックスだ。たとえば「シグネチャー ジン」のボタニカルには、ジュニパーベリーを基調に、エリカ(イギリスのヘザーの花)や日本の柚子が使われている。さらにはヒノキや生姜、煎茶も用いられ、それらが繊細なレイヤーとなって、クリアに心地よく感じられる。

シグネチャー ジン、プレミアム ブルー ジン、スパイス ラム

『BLUE RABBIT DISTILLERY(ブルーラビットディスティラリー)』(左から)シグネチャー ジン、プレミアム ブルー ジン、スパイス ラム ボトルサイズは700ml、200ml、50mlの3種類。円筒形のデザインもいい。ガラスの向こうの隣室が製造室。オランダ製の四角いステンレスの「Iスティル」で蒸留される

「プレミアム ブルー ジン」はさらに華やかでフローラルだ。ボタニカルにはラベンダーやヒノキ、山椒が使われ、蒸留後に漬け込んだバタフライピーフラワーが青色を与えている。実はこのブルー、トニックウォーターを注ぐと青からピンク色に変わる。そんな遊び心もイカしてる。

プレミアム ジントニック ピンクペッパー

『BLUE RABBIT DISTILLERY(ブルーラビットディスティラリー)』プレミアム ジントニック ピンクペッパー このサイズがイギリス流。「プレミアム ブルー ジン」をダブル(60ml)で入れたら、トニックウォーターを注ぎ、レモンスライス、仕上げにピンクペッパーも散らす。ジンのブルーが鮮やかなピンク色にチェンジ。スッキリ心地いい飲み口

アイデアは限りなくあるというが、現在ラインナップは他にジン3種と、ウォッカとスパイスラム。柚子皮が漬け込まれたウォッカも、12種のスパイスを漬け込むというラムも個性的にしてなめらか。いずれのスピリッツもここで買えるし、試飲もできる。ぜひ、マークさんに会いに行ってみては?

『BLUE RABBIT DISTILLERY(ブルーラビットディスティラリー)』

[住所]東京都大田区田園調布本町57-2 大野ビル1階
[電話]03-3722-8616
[営業時間]12時~18時
[休日]月
[交通]東急池上線御嶽山駅から徒歩4分

撮影/西崎進也(虎ノ門蒸留所)、松永直子(BLUE RABBIT DISTILLERY)、取材/池田一郎

2024年9月号

※2024年9月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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