千葉県香取市にある石田農園は、独自の土づくりと熟成方法で、最高糖度75度になる甘いさつまいもを作る。一般的な紅はるかを焼き芋にすると、糖度は50〜60度とされるので、非常に高いことがわかるだろう。この石田農園のさつまいもは、2022年9月に「金蜜芋(きんみついも)」としてブランド化。百貨店や高級スーパーを中心に、「金蜜芋」の干し芋や焼き芋を販売している。
2024年3月オープンの『蜜芋洋菓子店 金蜜堂』
石田農園によると、地球温暖化による異常気象の影響で、出荷できない規格外サイズまで大きくなったさつまいもが増えているという。それらを新たな形で活用する取り組みとして、『蜜芋洋菓子店 金蜜堂』を2024年3月、“北総の小江戸”といわれる香取市佐原(さわら)にオープンさせた。
『蜜芋洋菓子店 金蜜堂』では、こだわりのパフェ専門店『cafe tento』(千葉市)を経営するパティシエ、宮副天良氏の監修のもと、規格外のさつまいもを使ったパフェやプリン、フィナンシェなどのスイーツを販売している。
そんなスイーツの新商品、金蜜芋を限界まで入れた「金蜜芋のチーズタルト」がこの秋誕生。応援購⼊サービス「Makuake(マクアケ)」で、2024年9月25日から予約販売を開始した。
チーズタルト作りのため、金蜜芋の甘さを引き出す塩まで開発!
「金蜜芋のチーズタルト」は、パフェを思わせる贅沢な5層仕立て。上には、糖度70度の金蜜芋を使用した焼き芋とモンブランクリームをたっぷりと乗せ、香りづけにバラの花びらをトッピング。
中心には、金蜜芋と塩チーズクリーム、そしてレモンチーズクリームディップを加えることで、爽やかな酸味と甘さが感じられ、食べる度に味わいが変化する。下のタルト生地には、金蜜芋の焼き芋とゴルゴンゾーラチーズを合わせて練り込んだ。