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帯広豚丼の「はげ天 本店」

最後に「帯広豚丼」をご紹介します。東京でも多くの取り扱い店がありますので、食べたことのある方も多いと思います。帯広は開拓時代から養豚業が盛んだったようですね。そののち、豚肉や調味料が大変貴重な時代、洋食料理人がうなぎの蒲焼きをイメージし、試行錯誤の末に豚丼が完成したと言われています。どうりで鰻好きの筆者の口にぴったりな訳だ、と妙に納得しました(笑)。

ではお店の紹介を。帯広豚丼といえば、駅前の「ぱんちょう」が発祥のお店と言われています。ところが豚丼のお店はお昼だけやっているか、夜にやっていても店じまいが早い!

筆者のようにまずはビールを飲みながらゆっくり時間を過ごし、締めに豚丼を味わいたい人向けのお店がなかなか無い。そんななか発見したのが、帯広駅前の繁華街にある「はげ天 本店」でした。

はげ天

同店はもともと天ぷら屋さんとして昭和9年に創業、今では豚丼も有名なお店にもなりました。お店は料亭っぽい上品な内装で、白木のカウンターが目に鮮やかです。お酒を飲みながら軽くサラダを食べて、締めに豚丼。何物にも代えがたいパターンが実現したのであります(笑)。

はげ天(十勝サラダ)

とは言え20時にはラストオーダーですので、時間に余裕をもってお運びください。ちなみに東京銀座が本店の「ハゲ天」とは全く関係がないとか。また、帯広は「はげ天」、東京は「ハゲ天」、トリビアの泉(古い…)的な情報もご紹介まで。

はげ天(豚丼)

「でっかいどお」は肉料理の宝庫

筆者がお薦めする北海道のベスト肉グルメ、いかがでしたでしょうか?

昭和50年代に「でっかいどお。北海道」という広告がありましたが、北海道650キロメートルの旅は、どうにも止まらない肉料理の宝庫なのでした。

文・写真/十朱伸吾 
おとなの週末Web専属ライター。旅と食とビールと競馬をこよなく愛する。ツーリングとゴルフも趣味。ツーリングの成果でダイエットにも成功。

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