神楽坂『酒・蕎麦 矢来山房』
神楽坂でも古い住宅街である矢来町に民家を改装した蕎麦屋が誕生した。店主の井上さんは会社員からの転身という。実はかつてフラリと入った伝説的な蕎麦店・阿佐ヶ谷「慈久庵」の蕎麦に衝撃を受けた井上さん。
その後、茨城へ移転し蕎麦を栽培から手がける「慈久庵」のご主人を見て、「いつか自分もそんな生き方ができたら」と思うようになったのだとか。
そんな縁もあり、ここで使う蕎麦粉は「慈久庵」の畑やその知り合いの農家から届く常陸秋そば。
山房と名付けただけに辿り着くのは少々難しいが、それだけに静か。階段下を覗くといつも静かに寝ているボストンテリアのボスに出会えるのもお楽しみ。16時と早い開店時間は、住宅街の隠れ家でゆるりと飲み始めるにはいい頃合いだ。
…つづく「東京のうまい「最強の町寿司」ベスト7軒…高コスパ、一貫《110円》からで一見さん、ソロ活でも大丈夫「覆面調査隊が実食」」では、庶民価格の美味しい町の寿司店を紹介します。
『おとなの週末』2022年12月号より(※本内容は発売時点の情報です)