お刺身は料理長を務める3代目が釣る旬の魚
敏一郎さん以外に3代目も釣り船を出す。この日、夕食に出てきたのは釣ってきたばかりの旬の魚。イカの王様、アオリイカは「イカってこんなに透明だった??」と驚くほど。しかも甘い。敏一郎さんは潮目を見て「今はヒジキが採れそうだ」とか「トサカノリが採れそうだ」と食物の収穫時期をピタリと当て、近くの川や海の塩溜まりで天然物のウナギやハゼ、テナガエビも釣る。
海や川の生き物がいつとれて、どんな調理法がいちばんおいしいか熟知し、市場で仕入れた厳選食材よりもっと鮮度のよい食材を使うからこその味わいがこの宿にはある。
“リアル縄文人“は器用、宿の装飾や道具は自前で作る
「それに“リアル縄文人”は道具は何でも自分で作っちゃうんです。裏庭でとれる竹を加工して、お酒を飲むコップや花を生ける花瓶を作ったり、露天風呂の囲いを作ったり。必要なものは何でも自前で作るんです」と真希子さん。
かけ流しの温泉は65℃と高温で、温度を下げなければそのまま入るのは無理。温度を下げるためには水で薄めるのが簡単だが、そうするとお湯の特徴が薄れてしまう。そこで作ったのが温度を下げるための、直径を細くした竹の筒だ。