価格に納得できるハイクオリティ
まずは、その美しいサシに見惚れてしまった。
皿の右側に盛り付けているのは“ともバラ”という部位を使用したカルビ。適度な厚みのあるそれを網に乗せ、いい頃合いを見計らってパクリ。
咀嚼する度にじわりとにじむ脂には芳醇な甘みがあり、続いて力強い旨みが押し寄せてきた。“近江牛”と謳っているだけの肉質ではない。まさにその名に恥じぬクオリティだ。
続いて皿の左側に盛られている焼きしゃぶにロックオン。こちらの部位は肩バラ肉で、かなり薄くスライスされている。食べれば、この薄さが大正解!
ともバラに比べれば、やや繊維感のある身質ながらも、ふんわりとした口当たりに仕上がっていて、タレがヒダにたっぷり絡む設計。焼肉ライクの商品開発チームの実力に思わず唸る。
ご飯を巻いて食べるもよし、追加の生卵(80円)につけて食べるもよし。ちなみに『焼肉ライク』のご飯は岩手県産のひとめぼれを使用しており、ふっくら、もっちりツヤピカだ。
最初は二の足を踏んでいた価格も、この味ならむしろ安いと納得。このキャンペーンは2025年1月15日まで続くので、『焼肉ライク』の本気を試しにぜひ訪れてみてほしい。
ちなみに、『焼肉ライク』では毎月29日(肉の日)には黒毛和牛が半額で味わえるイベントを行っているが、すぐそこに迫った11月29日(いい肉の日)の前後4日間(11月28日~12月1日)は、前沢牛がメニューに並び、価格はなんと衝撃の税込500円! どんな予定をすっ飛ばしてでも足を運ぼうと思っている。
取材・撮影/菜々山いく子