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かつての鉄道小僧・山口博氏は、北海道の「愛国駅→幸福駅」ブーム後も駅長さんと交流を続けて、約50年後に感動の再会をはたした。その山口氏が50年前に撮影した写真が、廃駅となった愛国駅、幸福駅のメモリアル会館・愛国交通記念館に展示されている。(この記事は3回にわたる連載の最終回)

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縁がつないでくれた愛国交通記念館

令和6年9月、新看板と写真を見に北海道帯広市の愛国交通記念館へ行きました。前日の帯広での夕食は、日本酒を飲みながら、お刺身、蟹味噌、揚げたてコロッケ、最後は海鮮ラーメン、週末一人グルメを楽しみました。帯広は豚丼が有名ですが、海鮮系も素晴らしいです。

下の写真は、念願の愛国交通記念館へ行き、新看板の前に立った時のものです。半世紀という、長い長い年月の空白を繋げてくださった帯広市役所の方には、お礼の言葉が見つかりません。駅長さんとの再会は、いまでも鮮明に思い出されます。

愛国駅の看板

帯広市役所の方が私が書いた手紙を読まれて、関係機関を通して、駅長さんのご家族にご連絡してくださらなかったら、駅長さんとお会いする事はありませんでした。この愛国交通記念館の新看板の写真の前に立つ事もなかったでしょう。ただただ、感謝の気持ちで一杯です。

今、一人でも多くの方々に愛国交通記念館を訪れて頂き、帯広駅と広尾駅を結んでいた広尾線が存在していて、十勝平野を蒸気機関車が力強く走っていた事、その姿を記憶に残して、
次の世代、またその次の世代にも伝えていってほしいと心から願っています。

帯広駅から南へ約11km、帯広空港と帯広駅の間にある愛国交通記念館は、元は旧広尾線の愛国駅でした。この愛国交通記念館には、広尾線当時の駅とホーム、思い出の切符や記念品など懐かしい品や資料と共に、広尾線を走っていた9600型蒸気機関車の79611号機が、ホーム横の線路上に展示されています。

愛国駅の現在のSL
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人に愛され、支えられ続いていく記念館...
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おとなの週末Web編集部
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