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「第5回 The 乾麺グランプリ2024 in TOKYO」素麺部門受賞

ライターの私が『マル勝高田商店』の主力商品である三輪そうめん「三輪の神糸」を知ったのは比較的最近のこと。
2024年5月に東京・新宿で行われた「第5回 The 乾麺グランプリ2024 in TOKYO」 の素麺部門の部門賞に輝いていたからだ。

主に商品展開をしているのは近畿圏で、関西2府4県のセブン-イレブンのお弁当のそうめんに採用されている。今年からはパッケージに「『三輪の神糸』使用」の旨が記載されているのだそう。

その他のエリアでは西友やOKストアなどで取り扱っているという。東京の筆者の生活エリアに左記の2軒はないが、地元のスーパー「サミット」でも見かけた。

「三輪の神糸」

早速いただいてみると、確かににおいがないので、繊細な出汁の香りがわかりやすい。クセもないから、いろいろなお料理にもアレンジしやすい。コシがあるのでにゅうめんなどにしてもくたっとしづらいのが特長だ。

「三輪の神糸」は茹で時間が2分。そうめんをいただくのは夏場が多いのであまり気にしていなかったが、茹で時間が短いそうめんって改めて本当に手軽。個人的には茹で時間はもう少し短くしたいと思ったが。

オリーブオイルの使用によりフレッシュさが続く

高田社長が説明する。

「そうめんは賞味期限がないと言われますが、お客様の利便性を考えて製麺してから3年半で設定しています。油の酸化が抑えられるので、ローリングストック食材としても注目いただいています」

「約1300年の歴史を持つ三輪そうめん。当社は1933(昭和8)年創業なので会社としての歴史は浅いほうです。だからこそ、そうめんに新たな価値を創造していきたいのです」

ギフト向けブランドも展開している

製造・販売のほかに、奈良県桜井市で展開しているのがそうめん専門店「てのべたかだや」だ。2020年にオープンし、出汁のカルボナーラ仕立てやイカ墨を使ったものや、韓国冷麺のアレンジといった創作そうめんメニューを提供し、行列のできる人気店になっている。

「そうめんは夏のイメージだと思いますが、四季を通して召し上がっていただきたいという思いから、春夏・秋冬の季節限定でメニュー展開をしています」

オリーブオイルを使用しバターを使わないレモンケーキや山椒を使ったガトーショコラなど、スイーツにもこだわっている。

そうめんを四季を通じて楽しめる提案がされている「てのべたかだや」

自宅でも店舗でも楽しめる「三輪の神糸」。胃腸が疲れがちなお正月休みこそ、ぜひお試しください。

『三輪の神糸』400g・822円

■『てのべたかだや』
https://www.tenobetakadaya.com/

文・写真/市村幸妙

いちむら・ゆきえ。フリーランスのライター・編集者。地元・東京の農家さんとコミュニケーションを取ったり、手前味噌作りを友人たちと毎年共に行ったり、野菜類と発酵食品をこよなく愛する。中学受験業界にも強い雑食系。バンドの推し活も熱心にしている。落語家の夫と二人暮らし。

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