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欧州で新型コルトを販売

コルトは2013年に日本での販売を終えたが、2023年6月に欧州で7代目となる新型コルトを発表。ルノー・日産・三菱アライアンスによって、ルノーからクリオをOEM供給され、それをベースに三菱独自のデザインが与えられる。RVR(欧州名ASX)がルノーキャプチャーをベースに新型が欧州で販売されているのと同じ手法だ。

RVR、新型コルトともかなり魅力的で個性的なデザインなので日本でも販売してほしいという声は大きいが、海外専用モデルで日本での販売は考えていないというのはもったいない。

クリオをベースに独自のデザインが与えららえた新型コルト。いまのところ日本での販売予定はない

【三菱コルトエレガンスバージョン主要諸元】
全長3870×全幅1680×全高1550mm
ホイールベース:2500mm
車両重量:1030kg
エンジン:1343cc、直4DOHC
最高出力:90ps/5600rpm
最大トルク:12.3kgm/4250rpm
価格:129万円(FF・CVT)

【豆知識】
オリビエ・ブーレイ氏は1957年生まれのフランス人カーデザイナー。ダイムラーで自動車メーカーのデザインキャリアをスタートさせたが、1989年にスバルに移籍し、2代目スバルレガシィをデザインした。ブーレイ氏は日本メーカーで初の外国人チーフデザイナーとなったことでも有名。三菱とダイムラークライスラーの提携により2001年に三菱のデザイン部門のトップに君臨。三菱とダイムラークライスラーの提携解消後はダイムラーに復帰し、マイバッハ57/72などをデザインした。

オリビエ・ブーレイ氏

市原信幸
1966年、広島県生まれのかに座。この世代の例にもれず小学生の時に池沢早人師(旧ペンネームは池沢さとし)先生の漫画『サーキットの狼』(『週刊少年ジャンプ』に1975~1979年連載)に端を発するスーパーカーブームを経験。ブームが去った後もクルマ濃度は薄まるどころか増すばかり。大学入学時に上京し、新卒で三推社(現講談社ビーシー)に入社。以後、30年近く『ベストカー』の編集に携わる。

写真/MITSUBISHI、HONDA、MERCEDES BENZ、ベストカー

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市原 信幸
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