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さざえのつぼ焼きご飯の作り方

さざえのつぼ焼きご飯の作り方はシンプルです。家庭用のカセットコンロを屋外に持ち出して、焼き網でさざえを焼き、炊き上がったご飯の上にのせるだけです。もちろん、焼き上がったさざえは刻みますが、ここでいちばん大事なことは「炊き上がったご飯で蒸らす」ことです。炊飯器で炊いた場合は、炊き上がる10分ほど前の「蒸らし」の段階で、刻んださざえを投入します。

いっぽうで、炊飯器で炊くご飯は、どんなに機能が進化した機種でも香りがもの足りません。「おこげ」ができないように火力が調整されているから、とオイラは勝手に考えています。なので、オイラは鍋でご飯を炊いています。香りも鮮烈です。

おすすめは、鋳物ホーローの鍋です。人気の商品では、「ル・クルーゼ」や「ストウブ」といったブランドの鍋がそれにあたります。鍋の厚みがあり、フタも重いため高温(200度ほど)が保たれ、ほぼ15分ほどでご飯が炊き上がります。さらに、ここから3分ほど火を入れると、ちょうどよいおこげも鍋底にできます。

こんな、さざえのつぼ焼きご飯は「非日常感」も楽しむものです。普段の炊飯器ではなく、ぜひ、鍋で炊きたいものです。さざえの旬は冬から初夏にかけてです。夏場が産卵期となり、産卵にそなえて栄養を蓄えているのが初夏のさざえ。おいしいわけです。

1)さざえ(活きさざえ)5~6個をよく洗い、ザルにひっくり返しておく。※10分くらいひっくり返しておくと、さざえから水分が結構でてきます。なお、さざえの数はお好きなだけ。7~8個でもかまいません。

2)さざえのつぼ焼きに味付けする「合わせじょうゆ」を作る。しょうゆ1に対して、酒1を加え合わせておく。※さざえ1個に対して、合わせじょうゆ小さじ1(5ml)を加えるので、6個の場合はしょうゆ大さじ1(15ml)、酒大さじ1(15ml)の分量です。

3)白米2合を水でとぎ、ザルに上げ、水気をきっておく。※米2合は枡に由来する分量で、炊飯用計量カップでは米1カップ(約180ml=約150g)となります。

4)厚手の鍋に白米を仕かける。水気をきった白米2合を入れ、水350mlを加え、20分ほど浸水しておく。※通常の炊飯では米1合に対して、水1カップ(200ml)が適量とされます。つまり、白米2合の場合は水2カップ(400ml)ですが、さざえのつぼ焼きご飯の場合、やや硬めに炊くのがおすすめ。10~15%ほど減水するのがポイントです。

5)三つ葉適量を食べやすく刻んでおく。※出来上がったさざえのつぼ焼きごはんの彩り用。食感もよくなります。

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【調理編】
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おとなの週末Web編集部
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